Shin3さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

Museでクラシック音楽を通じて素敵な出会いを

Password


次回から自動的にログインする。

« 202404月 »

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

月別ブログ(日記)一覧

ショパンと古典音律の組み合わせで再発見したこと

前の日記(ブログ)                         次の日記(ブログ)

・小犬のワルツ と古典音律
https://www.youtube.com/watch?v=wnukF9Ls6qk
 ・キルンベルガー第1との組み合わせると、驚くほど違和感が無い。
 ・ラモーの中全音律と組み合わせると、ちょうど小犬がジャンプしたタイミングの音であるBbが、平均律と比較して最も高めに偏っている音程になっている。平均律に慣れていると、高めに外れた音に聞こえるが、それがちょうど、小犬が高くジャンプするイメージに、とてもよくシンクロする。
 
 
・ワルツOp64-2 と古典音律
https://www.youtube.com/watch?v=Cclh24lne6s
 この曲も、キルンベルガー第1がとても良く合う。しかし、この曲には D-Aのヴォルフが伴奏に出てくる。実際に聴いてみると、驚くべきことに、ヴォルフであっても問題が無い。なぜかというと、コード進行上、本来なら不安定な不協和音を持ってきてもおかしくない所で、 DとAだけのシンプルな和音を伴奏で鳴らしているから。つまり、驚くべきことに、ショパンは D-A の5度を不協和音として扱い、この曲のコード進行の中で活用している。そして独特の不思議な雰囲気を醸し出すことに成功している。
 
 
エチュードOp.25-5 と古典音律
https://www.youtube.com/watch?v=gj69AfA68X0
この曲もキルンベルガー第1が良く合うにもかかわらず、D-Aのヴォルフが出てくる。しかも違和感が無い。D-Aのヴォルフをかばうかのように短2度の不協和音が鳴りまくっているから。これ、D-Aのヴォルフに出番をつくってやるためにこういう曲の構成になったんじゃないか、と想像するととても面白いと思う。
 
 
エチュード Op.10-5 「黒鍵」 と古典音律
https://www.youtube.com/watch?v=1ahd5MDAH0k
ラモーの中全音律と組み合わせると、平均律とかなり違うイメージになるのでなかなか耳に慣れない。が、だんだん、曲の雰囲気とラモーの中全音律が醸し出す雰囲気の組み合わせに独特の面白さがあることが見えてくる。他の音律では、黒鍵どうしの音程は純正もしくはほぼ純正で、右手は単純なピタゴラス音律の響きになってしまうが、ラモーの中全音律では純正よりも7セントも広い5度が2つある。この結果、響きがとても多様でカラフルになる。純正より広く調整された5度は単に欠陥とみなされる場合が多かったが、「黒鍵」の「黒」という地味なイメージとはまったく対照的な響きのイメージが醸し出されてとても面白い。

 古楽 チェンバロ


日付:2019年07月08日

トラックバック

このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=16291


登録して素敵な出会いを見つけよう!

Museカテゴリー

フリーワード検索

新規ブログ(日記)

ダイエッ
ト講座 
レシピ編
その・・・

お菓子が好きな方は多いと思い・・・(小原 なお美さん)


ダイエッ
ト講座そ
の15

 周りに聞いたことはないので・・・(小原 なお美さん)


懐かしの
トイピア
ノは子供
にと・・・

一柳慧のCDを借りるために、・・・(小原 なお美さん)


新規会員

みかんさ

こんにちは。周りにクラシック・・・


平行五度
好きさん

合唱経験:高校から足掛け10・・・


みささん
音大卒(声楽専攻)です。現在・・・


公開マイスペース

足跡長
こんにちは。周りにクラシック・・・(みかんさん)


Kansai B
aroque

先日参加していましたKANS・・・(Chorus!!コーラス!!がっしょうさん)


シャルル
さんのお
墓参り

 令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)