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日本産クラシック音楽紀行
私は日本人であり、日本が好きであります。そしてクラシック音楽も好きであります。

三度の飯より好きであります!

だから当然、日本人作曲家の作品には非常に興味を抱いております。

今日はそんな日本産クラシック音楽で、日本各地を巡ってみましょう。

まず沖縄。

沖縄でクラシックというと、金井喜久子さんが沖縄民謡を用いた作品を書いておられるそうですが、残念ながら未聴。
代わりと言っては何ですが、橋本國彦作曲「交響曲第一番」をよく聴きます。
第一楽章はまさに音楽による平安絵巻物で、とても面白い。
で、注目すべきは第二楽章。聴けば一目・・・いや、一聴瞭然!沖縄であります、琉球音階であります!!好きです、この楽章。

http://www.youtube.com/watch?v=4BtfPYhd7F4(第二楽章の一部。これから盛り上がる…という所で切れてしまっているのが残念)

続いて大阪。

<浪速のバルトーク>こと、大栗裕作曲の「大阪俗謡による幻想曲」。
吹奏楽でも有名なこの作品、まさに大阪っぽいノリで、お祭り騒ぎ。いや、ホンマ分かり易いですわ。

http://www.youtube.com/watch?v=qx-9Yr7eZ0k(管弦楽版)

次は古都・京都。

何となく雅楽のイメージがあるので、近衛秀麿先生編曲による、オーケストラ版「越天楽」を。落ち着きますなぁ。

お次は首都・東京。

水野修孝作曲の交響曲は、様々な要素(わらべ歌、ロマン派、現代音楽に加え、ジャズやロックやクラブ・ミュージックも)が混在していて、圧倒されます。
何だか田舎者(私)が初めて都会に行った時、混沌とした状況を目撃して感じた「何じゃこりゃ?」的世界。でも面白い。
水野さんには「交響的変容四部作」という、超絶大編成の伝説的大曲もあるそうですが、未だに拝聴する機会は訪れていません。残念。

そして夜の都会。
廣瀬量平作曲のチェロ協奏曲「悲(トリステ)」。
その乾き切った悲しみを聴く時、出張時にビジネスホテルの窓から見た荒涼とした(私にはそう感じられた)夜景を思い起こすのです。
人は多いのだけど、孤独だね。

ここで都会に対抗して(?)ど田舎。

好きな日本産交響曲ベスト3をもし選ぶとしたら、間違いなく入るのが、松村禎三「交響曲」(第一番)。
地の底から湧き上がってくるマグマのような凄まじい音のエネルギーが圧倒的な作品。
解説などで「イナゴの大群が空を埋め尽くしているよう」と表現されるのにも納得です。
ちなみにイナゴは佃煮にして食べます。
さらにちなみに、私は食した事はございません。

さて今度は東北、岩手。

松平頼則「南部子守唄を主題とした変奏曲」が素朴で良いですねぇ。
ピアノとオケの作品ですが、南部子守唄がジャズっぽく変化してみたり、面白く聴けます。
「これがあの<前衛的な>松平さんと同一人物の作品かいな?」と思うほど親しみ易い。

そして最後は北海道!

えぇ、もちろん北海道出身の作曲家・ゴジラの伊福部昭先生です。大好きなんです。
好きな日本産交響曲ベスト3をもし選ぶとしたら、間違いなく入るのが「シンフォニア・タプカーラ」!(あ、あと一曲しか選べん…)
以前にも書きましたが、「タプカーラ」は、アイヌ語で<立って踊る>というような意味だそうで、血が騒ぐ音楽ですね。
特にフィナーレ(第三楽章)の盛り上がりはスゴイ。

※第一楽章の動画。御興味があれば続きも聴いてみて下さい。指揮は弟子の石井真木さん。
http://www.youtube.com/watch?v=7_E9F0jZK50&feature...

それぞれにタイプは異なりますが、やはり邦人作曲家の作品には惹かれます。


交響曲 作曲家 器楽曲 吹奏楽∩管弦楽器 協奏曲
作成日:10/16 最終更新日:10/17 21:32
8件のコメント
 1
>このブログ(日記)へのコメント
Shigeru Kan-no
何か右翼の記述みたい。

その昔石井真木がドイツ人に散々言われて日本を強調したけどねちっとも売れなかった。凄く良い作品なんだけどね、今でもほとんど再演されないで完全に忘れられているね。

今では細川俊夫が日本的なものを強調していて売れっ子である。才能も何も無い、当時のイサン・ユン・スキャンダルに巻き込まれるとこうなる。それをクラウス・フーバーが政治的知名度のために利用しているだけね。

とにかく東洋のものはスキャンダル無しでは絶対売れないのが常識。
10/16 17:54
九尾
あら?菅野さん、日本人が「日本が好き」と言っただけで右翼にされてしまうのかしら?
相変わらず不思議な事を仰りますわね。

どこかのネトウヨ(と呼ばれているらしいですわ、はしたない言葉)の記述ばかりお読みになって、バイアスがかかっているのではなくって?
少しネットから離れた方がよろしくてよ。

ところで、<常識>という言葉、随分と安易に使われておりますけれど、御自分の中の常識が世間では非常識な場合もよくありますわよね。
気をつけませんと。
10/16 22:29
サウル
アハハはハハハは

ハッハツハツ

ワハハハハッ

これ以外の言葉が見つかりませんでした。


10/16 23:02
サウル
済みマッセーン、あまりに面白くて、肝心んのコメントを忘れました。

松村サンのシンフォニー、スゴいですよね。
先日、現代舞踊の公演を見に行きましたが、それに松村シンフォニーが使われていました。
金井芙三枝さんの作品で「樹魂」(1975初演)ですが、スゴく良かったです。音楽が良いと舞踊も良くなります。
音楽ではなく、舞踊の話しになりましたが、機会があったら是非見て下さい。


10/16 23:10
九尾
サウルさん

松村さんの交響曲で舞踊ですか!凄そうですね。
あの音圧に負けない舞台って、ちょっと想像もつかないので見てみたいですね。
10/16 23:25
サウル
「樹魂」の動画を探したのですが、見つかりませんでした。
本当に圧巻、スゴい作品でした。

下記は金井芙美枝さんの作品が見られるサイトです。
http://www.kk-video.co.jp/sakuhin/modern/kanaifumi...
10/17 21:32
九尾
私も、一部分でいいから動画無いかな〜、と思ってちょっと探したのですが、無さそうですね。

代わりに、今夜は松村さんの交響曲を、舞台を想像しながら聴きました。
よい頭の体操です。
10/17 22:36
九尾
伊福部さんの「リトミカ・オスティナータ」「ラウダ・コンチェルタータ」「ヴァイオリン協奏曲第2番」の入ったCDが発売されたので、入手しました。

狂喜乱舞!
11/20 10:48
8件のコメント
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