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ヨハン・デ=メイの音楽
僕はなかなか傑作な音楽に出会いました。現代のオランダの作曲家、ヨハン・デ=メイの曲です。ヨハン・デ=メイと聞くと、ああ吹奏楽のか、とそっぽ向く人もいるかも知れませんが、吹奏楽は決して管弦楽より芸術性に劣ってる事はないと思います。
特にヨハン・デ=メイの曲は、管弦楽曲も含めて、最高傑作だと思います。もう十二音技法や無調など、一部のマニアを除き、聴衆のニーズに合わなくなっていると言っても過言ではないと思います。最近の現代音楽は、万人受けを目指す方向に進んでいます。
その先駆になった作曲家は、アルフレッド・シュニトケやカレヴィ・アホ、日本では吉松隆などが挙げられます。これからは芸術性と大衆性のバランスの取れた曲が主流になるのでは、とヨハン・デ=メイの曲を聴くと思います。
しかし、残念ながらヨハン・デ=メイのCDはそれほど出ていません。
その中でお勧めなのは、アストゥリアス自治州高等音楽院交響吹奏楽団の「クラウド・ファクトリー」です。収録曲は、1、序曲「春」/2、クラウド・ファクトリー/3、ウィンドパワー/4、セビリヤ組曲/5、キティ・オーシーズにて、以上5曲です。
1曲目の「春」は、最初は現代音楽風で、とっつきにくそうに聴こえますが、やがて美しいメロディに変わり、軽快なタランテラ風のメロディに変わって行きます。分かりやすいメロディなのに、今まで聴いたどの曲にも似ていません。
2曲目は、殺風景な工場(クラウド・ファクトリー)を表した描写音楽で、メロディらしい物が聴こえてこない20世紀の現代音楽風ですが、不思議と聴いていて退屈しません。なかなか面白い描写を音楽で表しています。
最後のキティ・オーシーズにて、はアイルランド民謡組曲ですが、吹奏楽に民族楽器も加わり、とても情緒のある音楽です。クラシックファンでなくても感動する事間違いないと思います。

フルート 作曲家 指揮者
作成日:07/06 最終更新日:02/17 05:13
5件のコメント
 1
>このブログ(日記)へのコメント
九尾
デ=メイだと、交響曲第一番「指輪物語」が好きです。
08/19 11:58
いそっぷ
九尾さん
「指輪物語」いいですね。かっこよさはワーグナーを超えて?ますね。
08/26 01:31
Shigeru Kan-no
大衆受けを目指すのは坂本隆一のように食えないからポップスにギブ・アップするんですよね。それでもそれを突き抜けた作曲家はすごいし本物です。

そういう情報しかないのは日本だからでしょう。売れないのしか出しませんからね。日本の音楽界は売れる音楽だけがいい音楽です。しかしここのドナウエッシンゲンやダルムシュタットは違うのです。無調も12音よりもはるか先に行っているのです。なぜ重要かというと世界への影響力が全く違うのですね。音大の作曲家の入学試験のアナリーゼでも出ます。そういうどうしようもない曲が今は「春の祭典」だったり「牧神の午後」だったり「弦チェレ」だったりするわけです。次に続く曲もわかると思います。

吹奏楽だとポップスですね。ジャズや演歌と同じです。これをワーグナー比べちゃかわいそう。
12/16 07:30
いそっぷ
Shigeru Kan-noさん
コメントありがとうございます。
どうも、僕の音楽の知識は、拙い物だと思います。まだまだ不勉強です。ちょっと現代音楽が理解できるだけで、音楽の知識を制覇した気持ちになっていたらダメだと反省しています。
02/17 02:06
Shigeru Kan-no
でもその作曲家は僕にも記憶がないから即答は避けます。言語の綴りが解からないのでちょっと調べられないのですね。
02/17 05:13
5件のコメント
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