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うちの猫
我が家のネコは♂。家の外に出さないと決めていたので、去勢しなければならなかったのだが、そのタイミングが難しい。牡猫らしいふてぶてしい顔になるまで待ちたいところだが、遅れるといろいろ問題が出てしまう。私の理想よりちょっと去勢が早かったようで、中性的な顔立ちになったのが残念。私は獣医師免許を持っているが、自分で手術はしなかった。なんか恨まれそうで。

名前はムル。E.T.A.ホフマンの小説、「牡猫ムルの人生観」からとった由緒正しい名前だ。夏目漱石は、この小説の存在を知って、「吾輩は猫である」の連載を唐突に打ち切ったと言われる。結構長く、読みにくい小説だ。楽長クライスラーの日記を猫が引きちぎり、そこに自分の人生観を書き綴ったので、楽長クライスラーの日記と猫の記述が交互に出てくる。
ホフマンのフルネームはエルンスト・テアドル・アマデウス・ホフマン。アマデウスの名前は後から自分で改名して付けたらしい。それも凄い。裁判官で作家、画家、作曲家
牡猫ムルは楽長クライスラーの飼い猫だ。ホフマンが音楽評論を書くときのペンネームがヨハネス・クライスラーだったというから、この楽長クライスラーはホフマン自身のことでもあるのだろう。シューマンのクライスレリアーナはホフマンの音楽評論集のタイトルから来ているらしい。クライスレリアーナはシューマンらしい香りが強い、素晴らしいピアノ曲だと思う。

これにちなんだせいか、我が家のムルは音楽好き、と言いたいところだが、ルーティンに練習している音楽が鳴っている間は飼い主が出かけてはいないことが保証されているせいか、安心してその辺で寝ている。ピアノの大音響が鳴っていても平気だが、別の部屋にいることが多い。
ラヴェルのトリオを一緒に弾いたヴァイオリニスト(男性)の音を個体識別している気配があって、彼が弾き始めるとどこからともなくやってきて、彼の脚にすりすりをし、ヴァイオリンケースに入ろうとする。
経験のない音には弱い。初めてチェロに弱音器を付けたとき、初めてクラリネット吹きが来たとき、初めて声楽家が来たとき、ともに、第一声で飛び上がり、一目散に部屋から走り去った。
慣れてもクラリネットは嫌いなようで、クラリネット吹きが帰るまで、入ってこない。

チェロ ピアノ
作成日:09/19 最終更新日:09/19 20:17
2件のコメント
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>このブログ(日記)へのコメント
manyorin
はかせ様

初めまして、manyorinと申します。
先日演奏会にご来場いただいたSオケ(隠す必要もないんですが何となく・・・)のクラリネット吹きです。
先日は、どうもありがとうございました!

はかせさんのブログ、いつも楽しみにして、密かにほとんど読ませてもらっていますが、初めてコメントさせていただきます。

猫ちゃんを飼ってらっしゃるんですね!
アメリカンショートヘアでしょうか?かわゆい〜(〃∇〃)
お名前も由緒正しくて素敵ですね。

ムルちゃんはクラリネットの音が嫌いとか・・・
実は、うちの猫どもも、私が家で練習すると、この世のものとも思えない抗議の声をあげて、皆一目散に逃げていきます。なんででしょう・・・(>_<)
普段は3匹ともすごくかわいい声なんですよ。全員オスですが。
あと、うちの母親が発声練習していても同じ反応を示します。
09/19 20:17
はかせ
manyorin 様、初めまして。コメント、ありがとうございました。

>アメリカンショートヘアでしょうか?

そうです。正しく書いていただきとてもうれしく思います。省略語で言われると腹を立てて「違います!」と返事しています。

オーケストラの楽器を一つずつ試してみて、ネコの好き嫌いリストを作ってみたくなりますね。
09/19 20:38
2件のコメント
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