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K-457, ラ・フォル・ジュルネ 2025 コンサートNo.214 5月4日

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ベートーヴェンの第5ピアノ協奏曲は初心者のための、しかし自分にとっては腐れ縁のレパルトワー。横浜の室内オケの味付けは最近やっと日本でも流行っていてバッハ・コレギウム・ジャパンに代表されるようなおとなしい薄味の解釈にされているがそんなに精度が高いわけではない。ナチュラル・ホルン、ナチュラル・トランペット、手締めティンパニとかすべて西欧から仕入れたが、ケルン放送交響楽団のようにそんなに使い慣れているわけではない、見ただけで若い楽団である。古楽の演奏としてはだから極端に走らず意外と静かになっている。その分ピアノを多い隠すことはないが、逆にピアノもオケの伴奏を阻害することもない。

新しいせいか弦バスのリズムはもっと詰められるが、再現部のホルンが楽譜通り後出しをはっきりと示せたのは良い結果となった。ホルンは倍音が狭くバルブが無いので吹きにくそうだし再現部のテーマの細かい3連符が曖昧なのでかなりわかりにくい。ホルンは積極的に出るがトランペットは意外と控えめなバランス。そんなに落ち着いてもいないと思う。19分53秒。

ノン・ヴィブラアート奏法は同じ弦のピチカートと共存できて上手くマッチしている。しかし古楽系らしくちょっと速めに感じる。6分58秒。

終楽章の極めておとなしく始まりその分力強さは失われるがピアノ・ソロもそれに呼応している。トレモロもそれに準じていてベートーヴェン特有の力強さはない。美しさだけを強調しているように思もえる。ピアノとトウッティは最後まで分離される。意志などの力加減のちりばめはあまり聴き取れない。全曲的に見通しが良いのは確かである。9分48秒。

合唱幻想曲は同じピアニストのソロから始まるが幻想曲的に書かれてはいても精度はそこそこであろう。ホルンの低音が良く鳴る。木管とピアノのバランスは良好。ティンパニもそんなに固くはない。弦のトレモロはあるが劇的ではなくて前協奏曲のように見通しが良いだけ。慣れないホルンは苦しそうに始まる。ソリストは6人いるが第九ほど重要な役割でないので良い合唱団からは簡単に編成できる。しかしこういう場合はプロの合唱団と言えどもバランス上人数が足りない。もちろん合唱指揮者としての明確に子音を喋らせる訓練も不十分だ。18分22秒。

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2025年05月05日 New!

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