九尾さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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音楽鑑賞記 ケルト編

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そもそも「ケルト」と一口に言っても、具体的にはどこの事を指すのだろう?
今回の冒険はその疑問から始まった。

漠然と思い浮かぶのは、スコットランド・アイルランドといった地域。
実際、これらの地域の伝統音楽は「ケルト音楽」と呼ばれる。
では、ケルト音楽とはどんなものなのか?
調べてみたところ、「ケルト人達の民族音楽から発展し、継承されていった幅広い音楽のジャンルを総称する際に作られた言葉」(wiki)とのこと。
では、ケルト人とは?
調べてみたところ、話が紀元前にまで遡る何だか壮大な歴史物語。

・・・・・う、うむ、今回の冒険はこれぐらいにしといてやろう。(早いなおい)

取り敢えず、スコットランド・アイルランド・ウェールズ・コーンウォール・マン島、それにフランスのブルターニュ(ブルトン人)がケルトの民族と言語を残しているそうなので、その辺りの音楽が本来の「ケルト音楽」という事は分かりました。

当然、クラシックにもこうしたケルト的なものから影響を受けた作曲家や楽曲が少なくありません。

今回はその中から、とても楽しい音楽を御紹介。

吹奏楽の世界では有名な作曲家、サー・マルコム・アーノルドの舞曲集です。

アーノルドは、映画「戦場に架ける橋」等の音楽で知られていますが、交響曲もしっかり9曲作曲している現代イギリスの代表的作曲家
現代作曲家と言っても、作風は極めて分かり易いので、前衛や不協和音にアレルギーをお持ちの方でも安心して聴ける作曲家であります。

アーノルドには、イギリス舞曲(1,2集)・スコットランド舞曲・コーンウォール舞曲・アイルランド舞曲・ウェールズ舞曲という6つの舞曲集があり、いずれも4楽章形式の馴染みやすい作品。

特にスコットランド舞曲は、豪快な第一楽章、ユーモラスな第二楽章、叙情的な第三楽章、お祭り騒ぎの第四楽章と、コンパクトな中にも聴き所満載。ストレートにケルトな音楽で嬉しくなります。

これらの音楽を聴きながら、ケルト人の数奇な歴史に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。

・・・私は挫折しましたが。(ォィ


※動画

スコットランド舞曲集(吹奏楽版)・・・http://www.youtube.com/watch?v=4c4C56N3XXE&feature...

コーンウォール舞曲集(抜粋)・・・http://www.youtube.com/watch?v=K6lR0cuXncQ
 

 交響曲 作曲家 器楽曲 吹奏楽∩管弦楽器 協奏曲


日付:2011年02月01日

10件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

キタ━(゚∀゚)━!
ケルト的音楽♪

本当に謎が多い民族で、そこも魅力の一つなのでが、あまり追求しすぎずにミステリアスな要素を残しておくのも一興かと思いまして、調べすぎないようにしています(ものぐさの言い訳かしら)

ス​コ​ッ​ト​ラ​ン​ド​、​ウ​ェ​ー​ル​ズ​、​コ​ー​ン​ウ​ォ​ー​ル​、​マ​ン​島は訪れたことがありますが、アイルランドはまだです。
いつか必ず行ってみたいと思っています。

ご紹介頂いた、サ​ー​・​マ​ル​コ​ム​・​ア​ー​ノ​ル​ドの曲ですが、「​前​衛​や​不​協​和​音​に​ア​レ​ル​ギ​ー​を​お​持​ち​の​方​で​も​安​心​し​て​聴​け​る作​曲​家」というお言葉通り、とても聴きやすく、イメージがわきやすい作風ですね。

特にスコットランド舞曲の3楽章の旋律!
目の前に緑豊かな山々が広がり、その昔の羊飼いのが夕日の中でアカペラで歌っているような錯覚を起こしました。
1楽章の堂々とした感じも良いですが、こういう素朴な旋律聴くと、人々の中に代々続くの思念みたいなものを感じて懐かしいような感じになります。

コ​ー​ン​ウ​ォ​ー​ルの方の2楽章は、なんというか…古いお城の処刑跡地や、昔繁栄していた村の夜に漂う気味の悪さが出ていると思います。

いつも色々とご紹介下さってありがとうございます。
私もブログにちょっとずつ動画を組み込んで行く予定です(○^艸^)

2011年02月02日 01時04分59秒

追記

マン島はイギリスとアイルランドの中間にある島で、少し前に話題になった、ベッキー・クルーエルの出身地であり、オートレースの開催地としても有名です。
独自の紙幣と国旗と言葉を持ち、文化的には独立しているそうです。

スコットランドも海で隔てられてたら、ゲール語が残ったかもしれません。
寝る前に思いつき、追記させて頂きました。

2011年02月02日 01時02分52秒

TKN

動画で音楽を聴かせていただきました。
僕は「ケルト」に肌で触れたことがないもので、ケルトらしさというのがよく分かりません。
でも、二つの曲を聴いてみてどことなく共通点のようなものを感じました。

ところで聞きたいのですが、何かケルト神話をモチーフにした作品ってあるのでしょうか。
「伝説のオウガバトル」というゲームをプレイしてはまったのがきっかけで、ケルト神話や北欧神話に興味を持ち始めたんです。

2011年02月02日 13時46分34秒

TKNさん

残念ながら、神話をモチーフにしたクラシック音楽作品は存じません。。。すみません。。。
九尾さんご存知ないですか?

北欧神話で有名な「ベオウルフ」が映画とゲームになってたと思います。
今思いつくところだと、「オンディーヌ」という映画がアイルランドが舞台の現代版おとぎ話で、伝承と現代をうまく混ぜてあると思います。

昔話に頻繁に登場する妖精や登場人物を知っていると、何かを見た拍子に「あ、これは○△□が元ネタだな」と閃くことがあります。
音楽でもそういう繋がりが見えることありますよね?あんな感じでピーンと来るのです。

2011年02月02日 18時01分35秒

九尾

ケルトの大家えまーる博士、こんばんわ。

流石!色々な所に行かれていますね。
マン島については、今回調べて初めて知りましたよ。色々知ることが出来て楽しいです。

スコットランド舞曲には他にも色々と動画があるようなので、お気に入りの演奏を探してみて下さい。オケ版もあったはずです。

第3楽章はアーノルド作品の中でも白眉の旋律だと思います。


TKNさん、こんばんわ。

ケルトには独自の旋法とかもあるそうですが、よく分かりません。
次回にはよりケルト的(らしい)音楽を御紹介出来ると思います。

ケルト神話を題材にした音楽は知らないのですが、北欧神話を題材にした作品なら、北欧の作曲家に色々あります。

以前紹介した曲では、こんなのがあります。(動画付き)↓
http://www.c-music.jp/index.php/blog/detail/i/0332...

2011年02月02日 19時26分46秒

九尾先生こんばんは。

さすが!神話由来の曲もご存知でしたね。
北欧神話は、高校生の頃にルーン文字に興味を持ったのがきっかけで一度読んでみましたが、あまり理解できませんでした( ;´Д`)
今読んでみたらもう少しわかるかしら。

ケルト音階も色々あるらしいですが、基本は5音階だったような…?
詳しい方いらっしゃったら教えて下さい(^人^)

TKNさん

伝説のオウガバトルというゲームはやった事ないのですが、FABLEというゲームも良い雰囲気出してます。
ギルドが栄えて活気に満ちた頃のスコットランド地方がモデルなのでは?と思います。

2011年02月02日 22時59分10秒

九尾

えまーる博士、こんばんわ。

九尾「先生」の前に、「イケメン」という言葉を加えると、より真実に近付くかと。(どこがじゃ!)

スコットランド民謡やアイルランド民謡って5音階ですよね。
日本の民謡も同じく5音階なので、馴染みやすいです。
スコットランド舞曲の第一楽章も、何だか日本風に聞こえます。

2011年02月03日 22時53分08秒

九尾

まだこちらのサイトを見ておられるか分かりませんが、神話ではないものの、エルフなどの妖精が登場するファンタジー小説「指輪物語」を題材にした音楽があります。

オランダの作曲家デ・メイの交響曲第一番「指輪物語」がそれで、吹奏楽曲ですが非常に面白い作品です。映画音楽のように親しみやすいです。

2011年11月28日 20時01分10秒

TKN

かなり久しぶりにログインしました。
わざわざ調べていただいてありがとうございます。
ファンタジーものを題材にしている作品というのは、非常に僕の興味がそそられるものです。
ぜひ聞いてみようと思います。

2012年02月24日 23時40分05秒

九尾

お久し振りです。

思い付いた時に書き込んでおいて、良かったです。

2012年02月25日 17時53分57秒

10件のコメント

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ケトルなら解るけど…

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