九尾さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

Museでクラシック音楽を通じて素敵な出会いを

Password


次回から自動的にログインする。

« 201211月 »

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

月別ブログ(日記)一覧

音楽非鑑賞記

前の日記(ブログ)                         次の日記(ブログ)

最初に簡単なお勉強から。 
一口に<クラシック音楽>と言っても、そこには様々なカテゴリが内包されています。
 
まず、時代別の区分け。
ルネサンス音楽、バロック音楽、古典派、ロマン派、近代音楽、現代音楽など。
さらにそれぞれを数々の主義や作風で細分化していく事も出来ますね。マンハイム楽派とかフランキストとか印象派とか国民楽派とか表現主義とか新古典主義とか。
 
次に楽曲種類別の区分け。
交響曲、交響詩、協奏曲、組曲、ソナタにオペラにバレエにオラトリオなどなど。
それに関連して、楽器(編成)別のカテゴリも、管弦楽曲、吹奏楽曲、室内楽に声楽曲、各種楽器の独奏曲と豊富。 
 
はっきり言って複雑怪奇でヤヤコシイ。このサイトのカテゴリ分けもかなり混乱した様相を呈しておるし(作った人、苦労しただろな…)、考えはじめると気になって夜も眠れま・・・それほどでもないか。(ぁ
 
そんな広大なクラシック音楽の世界なのだから、いくら「クラシック大好き」と言っても、苦手なジャンルや作曲家はあるもの。
そこで今回は、私の苦手にしている音楽を列挙してみましょう。
 
その1…<バッハ> 
ええ、バッハ大先生が苦手なんです。聴いていると、何だか数学の教科書を読んでいるような気分になるので。 …とは言え、全く受け付けない訳ではないし、幾つか好きな曲もあるので、苦手度は低いと思います。
実はバッハに限らず、バロック音楽の大半がダメかもしれません。例外はヴィヴァルディ、パッヘルベルのカノンとジーク、タルティーニの悪魔のトリル、他に幾つかの作品があるくらい。
 
その2…<十二音技法> 
大雑把に言えば、オクターブの十二の音を均等に使用するという作曲技法。さらに発展させて、音の長さだとか強さだとか全てを数値化して応用したのをセリエルと呼ぶらしい。現代音楽アレルギーの方は、これがダメなのだろうな。私も苦手…。
とは言うものの、これも全てダメな訳ではなく、ベルクのヴァイオリン協奏曲やピアノソナタ、入野義郎のシンフォニエッタやシンフォニアは好きです。ベルクは叙情的で入野は躍動的だから。ウェーベルンの交響曲やブーレーズ「ル・マルトー・サン・メートル」も普通に聴けるので、やはり軽度の苦手意識かな。
 
その3…<ドイツリート> 
声楽曲が苦手な方の場合、クラシック特有の発声方法がダメなケースが多いかと思いますが、私は声楽付き交響曲やレクイエムは聴けるし、歌曲でもベリオ「フォーク・ソングス」など、好きな作品はあるので、声楽曲自体が苦手な訳では無さそうです。
でも、ドイツリートだけはダメ。これは例外無し。「食わず嫌い」が嫌なので、昔シューベルトの三大歌曲をエアチェックして聴いた事があるけど、受け付けない。これは重度の苦手意識ですな。
 
まあ、苦手な音楽を無理に聴く必要はありませんが、何かのキッカケで好きになれる場合もあり、それは楽しい体験ですね。
 
誰かがこれらの作品の魅力を楽しく語ってくれて、それによって見方が変わり、苦手を克服出来るかもしれない。…そんな期待をこのサイトに抱いていた時期が私にもありました。今となっては笑い話だけどねw
 
 
※注・あくまで個人的に苦手な曲というだけで、作品を悪く言っている訳ではありません。念のため。
 

 交響曲 作曲家


日付:2012年11月13日

10件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

ボンタン

<バッハ>
 私の場合、バッハのオルガン音楽聴いて感銘を受けたのが、私のクラッシック音楽愛好の原体験であり、以降最愛の作曲家の1人として愛聴して来ました。他のバロック音楽も、聴き込んだ訳ではありませんが好きですね。その時代、空間にトリップしたような気分になります。

<十二音技法>
 九尾さんに確認したいんですが、十二音技法やセリエルそのものが苦手なのですか?それとも無調音楽が苦手なのですか?私の場合、始め無調音楽がきらいで、聴くのを避けていたのですが(武満やメシアンは抜かして)、同じ不協和音の塊のように聴こえる音楽から、それぞれ独自の個性を感じれるようになってから、現代音楽全般たのしめるようになりました。

<ドイツ・リート
 自慢する訳ではありませんが、私が7歳から10歳までの3年間ドイツで暮らしておりました。母がアマチュアの声楽家だったことも相俟ってか、ドイツ・リートには特別な想いがあります。特にシューマンを聴くとドイツの森の情景などがフラッシュ・バックしてきて胸がいっぱいになることがあります。

2012年11月14日 18時34分31秒

九尾

無調音楽と言うと幅が広いですね。
調性音楽でも好き・苦手があるように、無調でも好きな曲と苦手な曲があります。中でも十二音技法の曲に苦手なものが多いということです。(部分的に十二音使ってます、という曲は気付かずに聴いてる場合もありますけどw)
ちなみに不協和音は問題ないです。

ボンタンさんは苦手な曲ってありますか?

出来れば他の方々の苦手な曲というのも聞いてみたいです。
 

2012年11月14日 21時08分28秒

サウル

九尾サマ

バッハ、好きな曲はありますが、フーガはスゴいと思いますが、聴いたり、演奏したり、はドウモです。
私の場合は、LVBサンは、好きではありません。全部がダ音ではないのですが、どうも重いと言うか?です。勉強の材料です。

12音技法がどうのこうということはありません。シェーンベルクは、12音以前の作品は好きですが、12音の作品はあまり好きではありません。弟子の、ベルク、ウェーベルンは好きです。もっと下って、ブーレーズは良いですネ。特にストリクチュール(2台ピアノ)あたりは、素晴らしい。毛嫌いする人も居るけれど。使っている技法は数学的ですが音楽はウンと人間臭い。
出来るだけ、偏見無しに、聴くことにしています(クラシックだけでなく、、、、)。

2012年11月14日 22時37分34秒

九尾

サウルさん

バッハについては私も同じですね。演奏は出来ないけど。

ベートーヴェン先生、私はかの有名な「田園交響曲」が苦手です。他の作品は好きな曲が多いのに、何故だろう…。

十二音でも、人間臭くて感情のある音楽(というのか?)だと聴けますね。特にベルクは良いですね。

ところで、サウルさんはワーグナーはどうですか? 結構好き嫌いが分かれそうな作曲家ですが。
ちなみに私は苦手ではないけど、特に好きでもないです。
 

2012年11月14日 23時27分47秒

ボンタン

ごめんなさい、
 私の場合は特に苦手な音楽はありません。と言うか苦手な音楽がある事が嫌なんだと思います。
 クラッシックを聴き始めた頃は、モーツァルトが苦手で、中でもピアノ協奏曲が苦手でしたが、何度も聴きこんで、大好きになりました。良いものはその魅力を理解して愛したい、と言う博愛主義的な気持ちが強いんだと思います。


 ところで、九尾さんは十二音技法やセリエルの技法を耳で聞きわけてらっしゃるんですか?だとしたら、九尾さんの耳に感服するばかりです。私には到底出来ません。

2012年11月15日 16時22分12秒

u−

私の苦手なもの、既にご存知かと思いますが、また言っていいんですね?
(声大)『バッハ』〜〜
好きな曲も少しありますが、総じて苦手です。弾くのも聴くのも。
あと、エリック・サティ。弾きたくない作曲家です。勝手に流れている分には聴いていますが、自ら「聴こう」という気にはならないです。
そして歌モノ。ミサ曲など宗教系のはいいのですが、そうじゃないやつで、特に一人で歌っているものはパス。
シューベルトやシューマンを聴いてみましたが、途中で聴くのやめました。

2012年11月15日 19時16分33秒

九尾

ボンタンさん

あれ? 全面的に十二音技法の曲って独特だから、慣れていれば誰でも分かるものではないですか? 部分的に使ってるだけの曲は気付かない場合があるけど。私だけかな…。
もちろん使われている音列がどんなものかは、聴いただけでは分かりませんが。 

2012年11月15日 20時48分05秒

九尾

u−さん

苦手な曲は私と近いですよね。なかーま! 

苦手と言っても、耳が拒否反応起こしてしまうものと、BGM的に流れているのは聴けるけど積極的に聴く気にならないものと、レベルに差がありますよね。

私はバッハやシェーンベルクは聴く気が起こらない程度、ドイツリートは拒否反応起こします。以前u−さんがポポフの6番でギャーとなったのと同じ感覚?

u−さんがサティ苦手って初耳。私は「ジムノペディ」と「メドゥーサの罠」とネーミングセンス(?)が好きです。
 

2012年11月16日 18時40分19秒

u−

ポポフのあの曲、初回は「ギャー!!」でしたが、その後半年くらいしてもう一度聴いた時は「うわぁぁ」くらいまでトーンダウンしていました。
九尾さんご紹介曲をいくつか聴いているうちに、少し免疫ができたのかも。
でもバッハは免疫が出来ませんね〜。
バッハを聴くと落ち着くという意見をよく目にしますが、私の場合は調子の悪い時に聴くととてもイライラしてきます。
無伴奏ヴァイオリンソナタは好きなんですけど。

サティ、昔ジムノペディの楽譜を買ってチャレンジした事があるのですが、隙間だらけ(音符が少ない)で弾くとイラっと来てしまいました。こういうとりとめのない曲に対応できなかったのです。
今なら大丈夫かもしれないけど、二度と弾かないと思ったので楽譜は人にあげてしまいました。

2012年11月16日 21時12分53秒

九尾

u−さん

不協和音の場合は、耳が慣れてくれば大丈夫かもしれないですね。不協和音耐性聴覚的な。

バッハの苦手は慣れとは違うかも。苦手にもいろんなパターンがありそう。
どんなに理論とか構造とかで優れていても、好みについては別問題ですよね。凄いな〜と感心するのと好きになるのとは別。 …うむ、なかなか奥深い話ですぞコレは。

私もバッハで落ち着いたり癒される事はないです。イライラもしないけど。
サティのジムノペディでは落ち着けます。ヴェクサシオン(嫌がらせ)はタイトル通りイライラするけどw
 

2012年11月16日 23時13分50秒

10件のコメント

  1

トラックバック

このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=14529


登録して素敵な出会いを見つけよう!

Museカテゴリー

フリーワード検索

新規ブログ(日記)

ダイエッ
ト講座番
外編その
11

 当たり前だけれど、ダイエッ・・・(小原 なお美さん)


ダイエッ
ト講座そ
の15

 周りに聞いたことはないので・・・(小原 なお美さん)


フジ子ヘ
ミングさ
ん、亡く
なる

ピアニストのフジ子ヘミングさ・・・(星のジュウザさん)


新規会員

みかんさ

こんにちは。周りにクラシック・・・


平行五度
好きさん

合唱経験:高校から足掛け10・・・


みささん
音大卒(声楽専攻)です。現在・・・


公開マイスペース

足跡長
こんにちは。周りにクラシック・・・(みかんさん)


Kansai B
aroque

先日参加していましたKANS・・・(Chorus!!コーラス!!がっしょうさん)


シャルル
さんのお
墓参り

 令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)