九尾さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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自由の刑の交響曲

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しっかし肩が凝るね、ここは。どこの上流階級の社交場デスカ? 
この記事のタイトルは、<九尾☆ぶっちゃける>とどちらにしようか迷ったけど、一応真面目路線にしておいた。 
…それはともかく、今回は長文だよ。オチまで読める人は限定されるはず(ニヤニヤ) 
  
・・・・・
  
クラシックの中でも、交響曲というジャンルが大好きな理由。それは、ある程度の制約の中で、どこまで自由に個性をはばたかせているかを聴けるのが面白いから。
 
自由は、制約があることで充実すると思う。 
ネットやゲームでも、1日の時間制限を自分で設ければ、その時間内にどんな事をするか自然と考えて行動する。結果、ダラダラと遊ぶよりも楽しいのではないだろうか? お金だって、例えば1ヶ月にいくら以上使わない、と限度額を決めておけば、活きた使い方が出来るのでは? 
実は私もこのサイトでブログを書き始めた時、内容について幾つかの制約を自分に課した。そしてその制約は、今回までほぼ守る事が出来たと思う。どんな制約なのかは、ヒ・ミ・ツ。
 
逆に、何の制約も設けない場合のことを考えてみよう。 
例えばの話だが、<クラシック音楽専用SNS>があるとして、全く無関係な話題も無制限にOKな上に何の区分けも設けなければどうなるだろう? 混沌としてしまうのは目に見えている。
クラシック音楽をネタに盛り上がりたい人は、そうした話題が少ないことに不満を抱いて去って行き、より専門的な話題を出したい人も、物足りない思いをして去って行く。クラシックの話だけにこだわらない人は、それなら他サイトの方が良いだろう、と気付いていなくなり、コマーシャルしに来た演奏家も、甲斐がないのでいなくなる。結局皆にそっぽを向かれてしまうのだ。
そうなれば運営者もやる気を無くし、システムに問題が起きても放置するようになる。最終的に、怪奇現象が多発するゴーストタウンのような幽霊だらけのみっともないサイトに成り果てることだろう。
これは無制限な自由の、典型的な失敗例ではないだろうか? …そこ! あくまで例え話だってば!(汗) 
 
さて、制約と言っても、それをどの程度に設定するかは難しい問題だ。 
ゲームの時間を1時間にする人もいれば、3時間にする人もいる。銃を所持する自由まで認める社会もあれば、ある程度言論を束縛する社会もある。窮屈すぎるのも緩すぎるのも、破綻の原因となり得る。
 
音楽に話を戻すと、交響曲を「管弦楽のためのソナタ」という教科書に載っている定義通りに解釈して、それを制約と考える作曲家もいれば、もっと幅広く考えている作曲家もいる。近・現代の作曲家では、前者は<保守的>とされる人に多いかと思いきや、意外と前衛的な(交響曲を書かない)人が古い定義に囚われている様子で面白い。逆に近・現代でも交響曲を書いている(一見保守的な)作曲家は、すでに「管弦楽のためのソナタ」などという定義にこだわっていない場合が多く、そのねじれ現象が興味深い。
交響曲をソナタと捉え、その制約の中で様々な工夫を凝らしている作曲家。制約を少し緩めて、より自由にしている作曲家。制約を取っ払って、新たな定義を自ら創造している作曲家。近代の交響曲は多種多様で、様々な個性が花開いている。だから好き。
  
・・・・・
  
私があまり有名ではない作曲家を聴くことが多いのは、出来るだけ様々な個性に触れてみたいから。その個性が一番出やすいのが、交響曲だと思う。だから有名無名問わず、多くの交響曲を聴いている。当然マイナー作曲家の割合が多くなるのだ。
 
マイナー作曲家と一口に言っても、実は曖昧な点がある。どこまでがマイナーなのか? その線引きだ。 
バッハやモーツァルトやベートーヴェンは文句なく超有名。ショパンやワーグナーやブラームスも、普段クラシックを聴かない人でも知っていそうだ。モンテヴェルディ、ウェーバー、シベリウス、ショスタコーヴィチ辺りも、クラシック好きなら名前くらいは耳にしていそう。
しかし、タルティーニ、ヤナーチェク、ヴォーン=ウィリアムス、ニールセン、オネゲル辺りになるとどうだろう? クラシック好きでも御存知ない方が多い様子。個人的には、それなりに知名度があると思っていたので意外だった。マルティヌーやバックスやミャスコフスキーも、CDはいろいろ出ているのだが、知名度は低いらしい。
 
そもそも有名になるキッカケは、実力だけではない。映画や小説で印象的に扱われたり、有名演奏家に気に入られて積極的に取り上げられたり、といった<運>の要素も大きいし、時代によっても変遷する。だから、よくある「無名なのは魅力がないから」という下らない偏見に惑わされてはいけないのだ。
特に日本人の場合、肩書きや権威に弱いから、<みんな聴いてる有名曲>でないと安心出来ないという面もあるのではないだろうか? 自分で見つけ出すのが苦手。もちろんマイナー曲聴いてりゃ良いという訳ではないが。
  
・・・・・
  
さて、前置きが長くなったが(ここから本題ですよ)、今回は自分がこれまで聴いてきた作曲家の中でも明らかにマイナーな、でも超オススメの交響作曲家3人について書こうと思う。いずれも有名作曲家達に劣らぬ実力と魅力の持ち主。
 
 
1…エドゥアルド・トゥビン(エストニア)
 
トゥビンという作曲家の名は、アルバというレーベルのカタログで初めて見た。交響曲第O番というのが幾つも出ていて、私のアンテナに引っ掛かった訳だ。
早速調べてみると、20世紀の作曲家で、エストニアがソ連の侵攻を受けた際にスウェーデンに脱出するなど、波乱の生涯を送った人らしい。
その作品にとても興味が湧いたが、しかしCDの値段が結構高め。11曲の交響曲は全てCD化されているものの、ばら売りで、全部買うと一万円以上する。いきなり全曲揃えて、もし好みでなかったら…と散々悩んだ末、結局交響曲全曲にバレエ音楽「クラット」のCDも加えて一度に買うことにした。(←なぜそうなる!) 
不安と期待を胸にいざ聴いてみた。そして感激した。…これはスゴイ! スゴイ名作だ! これがなぜ無名なのだ!! 
1番〜6番は繊細かつ勇壮。オーケストレーションも色彩豊かで高密度。何より音楽の推進力が凄まじい。3番の第一楽章の主題が発展していく中で、「怒りの日」の旋律が姿を現すところや、5番のフィナーレの激しいティンパニ乱打など、大迫力で胸が熱くなる。4番「叙情的」の美しさに満ちた世界も絶品。
7番〜9番はそれまでと比べると抽象的でやや難渋な印象。でも独特の力強さと濃密さに変わりはなく、聴き応えがある。
10番では再び初期の親しみ易さが戻ってくるが、かなり悲劇的な色彩が強くなっている。それにしてもこの曲の主題、RPGの戦闘シーンに使われていそうでカッコイイ! 
そして第11番、完成していれば充実した傑作になったはず、と思わせるのだが、残念ながら第一楽章の途中で作曲者が亡くなってしまい、未完に終わった。無念だったろう。カリヨ・ライドの補筆により第一楽章のみ聴けるが、その輝かしさと強靱さには圧倒される。
近代においてベートーヴェン的エネルギーを放った作曲家の一人だと思う。
 
※交響曲第11番(未完) 
http://www.youtube.com/watch?v=EyStBMDwo7c
 
 
2…ミハイル・ノスイレフ(ロシア)
 
二人目はソヴィエト時代の作曲家ノスイレフ。情報の少ない作曲家なのだが、どうも第二次大戦の頃にスパイとして逮捕され、強制収容所に送られていた人らしい(死後に名誉回復)。その時の経験が音楽にも反映されている様子。
私はノスイレフの作品はオリンピア・レーベルから出ていた交響曲全集のCDしか聴いていないのだが、いや、とんでもない音楽を書く人だと思った。いかにもソヴィエト音楽っぽい雰囲気の漂う1番でもすでに十分個性的だが、2〜4番で描かれる独特の緊迫感を持った恐怖世界は圧巻。
2番は冒頭からして<大魔王降臨>といった風情。その後は恐怖と皮肉と不気味さが支配する暗黒の音楽。
3番は耳馴染みのよいメロディが目立つものの、やはり一筋縄ではいかない。魑魅魍魎が跳梁跋扈する伏魔殿。
そして最後の第4番「破局」の恐ろしいこと! 恐怖感だけが支配する荒涼として冷えきった大地に、オケによるSOSのモールス信号が凶悪に鳴り響く、身の毛もよだつ異様な世界。
しかし、目に見えない<恐怖>をここまで音楽で描ききった作曲者の力量は、相当なものではあるまいか? オーケストラの扱い方もかなり個性的で、個人的にはショスタコーヴィチに匹敵する作曲家だと勝手に思っている。
 
※交響曲第2番(第一楽章) 
http://www.youtube.com/watch?v=9VE61qZzUyI&feature...
 
 
3…ジョリ・ブラガ・サントス(ポルトガル)
 
最後はマニア人気も高い(らしい)ポルトガルの作曲家。彼の交響曲を聴けば、その魅力に取り憑かれること間違いなし! 
マルコ・ポーロというレーベルのカタログを見て、ポルトガル産交響曲ってどんなだろう? と気になり、全集の中から2番・3番・6番を試しに買ってみたのが最初の出会いだった。それを聴いてすぐに虜となり、興奮しながら他の3曲も注文した春の宵は、今でも忘れられない。
1〜4番は伝統的な形式の交響曲だが、とにかく雄大でパワフル、天空から大海原を眺めているような、ワクワクした気分にさせてくれる。生き生きとして躍動感があり、哀愁漂う旋律もあり、構成もバッチリで色彩溢れるオーケストレーションも見事。非常に充実している。そしてラテン系だからなのか、深刻そうな部分でも明るさを失わず、とっても前向きで真っ直ぐ。どれも文句なく名曲! 
特に第4番は<やりたいことぜ〜んぶやりきったもんね>という作曲者の声が聞こえてきそう。実際この曲の後、しばらく交響曲からは遠ざかったらしい。まだ20代の若さで。 
しばしの空白の後、第5番「ルシタニアの美」が書かれるが、それまでとは別人のような作風で、印象派と現代音楽の中間といった感じ。しかし聴き難くはなく、透明な響きによる音の万華鏡的世界。4番までとは違った魅力を放っている。
そして6番。5番同様クリスタルの煌めきが支配する硬質な音楽だが、声楽が加わる終盤では雰囲気が変わり、とても印象的で優しげなメロディソプラノによって歌われる。まるで民謡か子守歌のよう。その懐かしげな旋律によって、彼の最後の交響曲は閉じられる。
 
※交響曲第4番(第四楽章の終わり部分) 
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=DGvp22s...
 
 
過去のブログでは、トゥビンの2番「伝説的」と4番「叙情的」、ノスイレフの4番「破局」、サントスの2番と3番を取り上げているので、興味のある方はそちらもどうぞ。作曲家の名前でミューズ内ブログ検索すれば、すぐ見付かるはず。彼らについて書いているのは私くらいだろうからw 
 
さて、ではこの辺で私も書きたいこと書き終わったので、おしまいにしますか。
 
 
※ちなみに、このブログは実は・・・ 
この続きは、友録者限定公開で私のトップページの<本名>のところに書いてあります。(ニヤニヤ) 
 

 交響曲 作曲家


日付:2012年11月22日

16件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

ボンタン

「制約の中の自由」ですか・・・。この事は、残念ながら現代音楽の主流においてほぼ死語同然となっている、交響曲という形式が現代人の耳を未だとらえているひとつの理由であり、現代音楽に対する強みでもあるのかもしれませんね。

 トゥビンは1.4,9番のみ持っていますが、なかでも4番の美しさはシベリウスに匹敵するのではないかと思います。

 ノスイレフ!あの政治体制の中、社会主義体制に順応せずに、あれ程の表現主義的作風を堅持し書き続けた作曲家がいたとは!当局からも相当にらまれただろうナ。

 サントス、このひとの音楽を聴いていたらトゥビンの次の言葉を思いだしました。
「伝統的な形式で作曲したからといって、時代遅れだと感じる必要はありません。音楽はいつの日も同じなのです。形式は何の違いも生み出しません。」

2012年11月23日 18時41分09秒

九尾

トゥビンを御存知でしたか! このサイトで知っていたのは(交流のある方では)2人目です! 

4番はホント、ガラス細工のように美しいですね。
他の曲も、幻想と戦闘描写の交錯する2番「伝説的」、エストニアでは「英雄的」と呼ばれているらしい勇壮な3番、悲劇的ながら力強い5番、シベリウスの4番にも通じる雰囲気の8番と、それぞれ違ったキャラクターの名作だと思います。

ノスイレフはスゴイ作曲家なのに、CDが全部廃盤になってしまっているのが残念ですね。協奏曲集も聴いてみた〜い! 

シベリウス繋がりで、サントスは「南欧のシベリウス」という異名があるのだとか。確かに1〜4番はシベリウスに近いかも。より明るく元気だけど。

トゥビンの御言葉、実際に現代的な手法(十二音)を使ってみた事のある作曲家が言っているから、説得力ありますね。


余談ですが、交響曲について個人的に最もしっくりくるのが、水野修孝さんの<多様な種類の音楽をひとつの統一された表現体として構成するのに都合のよい容器>という考え方です。
<管弦楽のためのソナタ>だなんて定義はすでに木っ端微塵になっとりますしね。
 

2012年11月24日 09時40分22秒

u−

普段クラシックを聴かない人でワーグナーの名前知ってる人はありまいないかも・・・。「そういえば、そういう人いたね」と言えばいい方ではないでしょうか。(音楽の授業から年数経っているほど覚えていないと思う)

クラシック好きでない人はBGMとして捉えて曲の構成などより印象だけで判断する方が多いと思うので、有名曲がいいのだと思います。有名曲が有名たる所以の理由がありますよね。(所以の理由って変な言い方か)
ショパンを嫌いというのをほとんど聞いた事がないけど、ベートーヴェンは嫌いという人はいます。
BGM要素で聞き心地の良い曲がウケがいい、となるとマイナー曲が有名になるのはなかなか難しそう。

先日、以前のピアノ先生と会食した折、バッハするならイタリア協奏曲を薦められました。
他の楽器と合わせないのに協奏曲なんですよね(?)と言ったら・・・ これだ!という返答はありませんでした^^;
交響曲=管弦楽のソナタでなくても全然OKなのでしょう。

PS.除夜の鐘には早いですよw

2012年11月25日 15時27分05秒

九尾

u−さん、長文読破お疲れ様で〜す。

ワーグナー知られてないですか? 
以前、クラシック聴かないおじさんが、ワーグナーとハチャトリアンを知っていたので、有名だとばかり…。
ちなみにハチャは「運動会の曲の人」として認識しとりました。予想通りw

<印象だけで判断>…私も最初は構成とかより印象で判断しますけど、聴いてすぐ「こりゃあ名曲じゃ!」と思える曲はマイナーにもあるんですよね、交響曲に限らず。
やっぱり聴く機会があるかないかが問題? 小うるさい専門家の評価はまた別として。

ちなみに最近は、「クロノクロス」というゲーム音楽が良いと思っています(ゲームはしてないけど)。高尚な人々は馬鹿にするでしょうけど、どんな形であれ良いものは良い。


トップページ読みましたね。
ここの住人の(ノリの悪い)性格からして、友録者の中でも読みに来るのはu−さんぐらいだろうと思うておりました。これも予想通りw
 

2012年12月07日 18時12分32秒

Shigeru Kan-no

交響曲マニアそのものだね。ここにはほとんど存在しない日本だけの現象。オペラや宗教音楽のようにどうも言葉が入ると日本人は弱くなるね。室内楽も自分でヴァイオリンとか弾いて楽しめないからやはり弱い。多分楽譜見ないでCDだけの判断だけだろうけども、こういうCDが売れるのも日本だけね。ここだと売れないけれども放送局の書庫に全部しまっていてFMで流すだけの存在かな?

2012年11月26日 06時44分42秒

九尾

  カエルの歌(替え歌)
 
♪かOOのコメが はいいっているよ 
♪ゲェ、ゲェ、ゲェ、ゲェ、 
♪ゲゲゲゲゲゲゲゲ グワァ グワァ グワァ 

 
前衛音楽信者そのものだねw
過去の発言を見ても、確認もせずに思い込みだけで間違った情報を断定的に書き込む人らしいので、一応書いておきます。

私の持ってるCDのほとんどは海外レーベルのもので、もちろん日本向けの物ではありません。売れるのが日本だけなら日本市場をターゲットにして日本語解説を付けたりしそうなものですが、幸か不幸かほとんどそんなもの付いていません(ドイツ語やフランス語の解説なら付いてますが)。
マイナー曲について書くと度々ナクソスを持ち出す人(海外にいるはずなのにナクソスしか知らない?)ですが、ナクソスに限らず多数の海外レーベルがマイナー曲のCDを出していますし、マイナー曲専門レーベルすら存在します。
少なくとも商業販売が成立するだけの需要が、海外でもあると考えるのが普通でしょう。まさか日本の少数のマニアだけの為に販売するはずも無し。もちろん大ヒットしたりはしないけど。
それと、売れる売れないを持ち出すのは自分の首を絞めるようなもの。前衛音楽も売れはしませんw
また、クラシック全般を扱っているこのサイトで活動している人の大半が声楽関係者やオペラファンであることから見ても、とても言葉の入る曲に日本人が弱いとは思えませんが、これについては声楽関係者の方々にでも確認して下さいな。

 
  雪(替え歌)
 
♪ゆーうきーやこんこ あーらしーもこんこ 
♪書き込んでぇも書き込んでぇも まぁーだ かーき たーりぬぅ 
♪ひっとりで よっろこーび ネットかーけ まーわりぃ 
♪ほぉーかの ひっとたーち いーなくーなるー 
 

2012年11月29日 22時27分20秒

Shigeru Kan-no

というか海外で作るCDの95%以上が日本向けです。ここは全く売れないですからね。買わなくとも複数の公共放送でそれぞれ解説付きでFMラジオが24時間やっているから録音し出したら切りが無いのです。そういうのをあらかじめ日本で散々売っておいて知名度を深めてから日本に呼んでもらえるとみんな神様扱いして尊敬してくれますからここの倍のギャラになんだよね。そういう戦略なのです。そうやってどんどん知名度を増やして買うのはオタク人種と完全にわかっていますからそれをターゲットにして儲ける仕組みなのです。したがってCD産業はこの時代だけじゃなくてむかしから良くも悪くも日本が最大のお得意さんなのです。もちろん日本向けのCDはコンサートのチケット同様凄く高くとも平気で売れます。それがここの放送局の何時もの仕事なんですね。

2012年11月30日 16時36分02秒

u−

>Kan-noさん

つまり自分は波に乗れていないという事を言いたいのでしょうか?

2012年11月30日 20時01分55秒

サウル

九尾サマ
いつも楽しみにさせて頂いております。
が、少々長いので、今回は全部読んでいません。しなければならないことが目一杯で、ねる間も無い程です。もう少ししたら余裕ができるはずですので、ゆっくり読ませて頂きます。
 

2012年11月30日 20時25分49秒

九尾

サウルさん

今回はいつになく長〜くなってしまいました、ゴメンナサイ。余裕のある時にいつでもどーぞ!
 
 

2012年11月30日 22時26分47秒

九尾

「不確かな事を断定口調で言う奴を信用するな」が死んだじっちゃんの遺言なので(嘘)、調べてみた。

あれ〜? おかしいな…。 
「海外で作るCDの95%以上が日本向け」を裏付けるデータがどこにも見当たらない…。
音楽市場(クラシックに限らない)の規模はアメリカ合衆国と肩を並べて世界トップクラスだということは分かったが…。

別のデータで、「国別クラシックレパートリー占有率」という、その国のCD売上に占めるクラシックの割合を示したものを見付けたけど、1位・韓国(14%)、2位・オーストリア(11%)、他ヨーロッパ各国は大体4〜6%、日本はおよそ3.2%、アメリカは2%と書かれていました。

ハテ面妖な。
 

2012年12月01日 18時59分42秒

サウル

九尾サマ
ハテ緬羊ですね。アッ、間違えたかな???
 
 

2012年12月01日 21時46分59秒

Shigeru Kan-no

ここのデーターではそうだよ。クラシックが90%、現代音楽が95%以上。放送局がそういうデーター持っている。だからみんな争って日本に客演しに行くわけね。マイナーなクラシックもそれぐらいだろうね。良くも悪くもマニアしか集めていない。まあー、それでマイナーなレコード会社が生きていられるんだけどね。

2012年12月02日 22時07分51秒

九尾

あらそうですの。

ムッシュー・カンノのおられる<ここ>では、日本人はとても現代音楽やマイナー曲への理解が深いのですわね。
ラジオで流される音楽を受け身で聴くだけではなくって、自らお金を払って積極的に様々な音楽を探求していることになりますもの。
珍しい作品を積極的に取り上げているレーベル、ヨーロッパを中心にたくさんありますけれど、それらの買い手の9割以上が日本人となりますと、日本人がヨーロッパの音楽文化を支えていることになりますわね。素晴らしいことではなくって。

それなのにヨーロッパのレーベルの経営者は、日本人の顧客のために日本語の解説を付けるような親切はせずに、見向きもしない人々のためにせっせとドイツ語・フランス語の解説書を付けていることになりますわ。なんておばかさん。

ムッシューの暮らしている<ここ>って、わたくしの存じ上げている世界とは別の、パラレルワールドのようですわね。
 

2012年12月05日 19時35分09秒

九尾

今朝はこの冬初の前髪つらら状態になる寒さでした。ヘックション! 

さて、S・K氏の最新コメントについては管理人さんに対応(削除)して頂きましたが、彼の理屈では「反論しないのは認めた事になる」そうですし、読まれた方もいらっしゃると思うので、参考までに書いておきます。(あくまで読んだ方に向けたコメであって、S・K氏に対する返事ではありません) 

問題のコメント内容は支離滅裂でしたが、次の3点を言いたかったのだと私は解釈しました。
1・マイナー曲の記事だから(?)価値がない。
2・日本人向けでも英語の解説書があれば十分。翻訳には金も掛かる。
3・作曲家の名前をカタカナで書かれても調べようがない。

1について…苦手な曲だとか退屈な曲だとかは個人の感想ですが、私は自分の好みに合わない曲だからといって、それを無価値だなどと決め付けたことはありません。例えクラシックサイト荒らしとして有名な人物の作品であっても、ね。

2について…上で私はドイツ語やフランス語の解説書について触れていますが、英語については何も書いていません。彼が主張する「海外で作るCDの95%以上が日本向け〜ここは全く売れない」が本当なら、英語の他にわざわざドイツ語とフランス語の解説書を付ける必要はないはず、そうした解説も付けているのは、ドイツ語圏やフランス語圏で需要がある証拠ではないかという、ごく簡単な理屈なのですが、理解出来なかった様子です。あるいはわざと話をそらしたか? 
ちなみに私は英語が出来ませんが、日本語すら支離滅裂になる誰かさんが、まともな英語を使えているのかについては、甚だ疑問に感じています。

3について…ここは日本のサイトなので、日本語で書くのは自然だと考えています。作曲家名の英語の綴りを知りたい方は、目の前にあるネットで<検索>という魔法を使えばあ〜ら不思議! 簡単に作曲家の英語表記が見付かります。
そもそもリンク先のyou tubeは全て英語表記なのですが、それすら見ないで人を批判する無神経さには、凄まじいものがありますね。
 
…はぁ〜、肩凝るね。

 
※以下蛇足
 
マーチン・ガードナーの「奇妙な論理」という本があります。
実は私は未読で、他からの孫引きになりますが、その本の中で「疑似科学者の偏執的傾向」として、次のような点が挙げられているそうです。

1・彼は自分を天才と考える。
2・彼は自分の仲間たちを、例外なしに無学な愚か者とみなす。彼以外の人は全てピント外れである。(中略)もし敵が彼を無視するなら、それは彼の議論に反論できないからだと思う。
3・彼は自分が不当に迫害され、差別待遇を受けていると信じる。公認の学界は彼に講演させるのを拒否し…(中略)…こういう反対の原因が、彼の仕事が 間 違 っ て いることにあるとは、奇人には全く思い浮かばない。
4・彼は最も偉大な科学者や最も確立された理論に攻撃を集中する強い衝動を持っている。(以下略)

科学だけではなく、他の分野でも当てはまりそうな指摘ですな。

最後になりましたが、御心配をお掛けした方、申し訳ありませんでした。
 

2012年12月08日 15時25分58秒

サウル

イイネ

2012年12月08日 09時31分23秒

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