yocさん
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彼は北海道愛主義者のようだったですね。でも北海道の人ってみなそのようですが。あそこってアイヌと内地とロシアが少しづつ混ざっているのものだから方言がほとんどないようです。伊福部昭の音楽にも方言は僕は見出しません。北海道の文化じゃなくて岩や森林を見ているようです。行った事はないですが!
2007年04月02日 05時40分44秒
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「釧路湿原」は、ラムサール条約第5回締約国会議が釧路市で開かれることを記念して委嘱されたもので、1993年に発表された。伊福部昭は2006年2月8日に没したので、まさに晩年の作品である。そして伊福部昭が生まれたのも、当時は釧路町といった北海道釧路市である。故郷への思いを込めた渾身の作品だ。
おそらく伊福部昭は、この作品のすさまじいエネルギーを注いだに違いない。しかし、ここで聴くことができる曲は、どれも地味である。穏やかに始まり、穏やかに終わる。激しい盛り上がりをみせるような派手な部分はない。ひたすらゆっくりと。まさに自然の大きなうねりそのままに、おおきく揺れるように展開する。
「日本狂詩曲」や「リトミカ・オスティナータ」など伊福部昭の代表曲には共通点がある。土着的で汗がほとばしるような肉体的な感動がある。その最も肉体的な力強さを、わかりやすく大衆的に表現したものが映画「ゴジラ」のテーマソングであり、「SF交響ファンタジー」である。しかし、この「釧路湿原」では、伊福部昭の得意とするリズミカルな躍動感はない。ひたすら静かに脈打っている。
しかし、そのゆっくりと脈打ちうねる旋律は、伊福部昭がこだわったオステナートの力がみなぎっている。テンポは遅いが、執拗に繰り返されるフレーズは、じわじわと心の中に染み込んでくる。第1楽章「夏」にはじまり、「秋」「冬」「春」と四季を綴る4つの楽章を、すべて聴きとおしても30分ほどと短い曲である。うっかりすると、曲が終わったことも気づかないように、静かに終わる。だからこそ、深い余韻が残るのだ。何度か聴けば、もう、心の中に旋律が深く、深く刻まれる。
このCDはfontecから1994年に発売された。演奏は新星日本交響楽団、指揮は大友直人。日本盤だ。(20070131/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽