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楽器の構成がおもしろい。Anne-Lise Gabold(recitation)は朗読。そしてJeanette Balland(saxophones)、Frans Hansen(percussion)、Jens E. Christensen(organ)の4人による演奏。朗読は曲とは異なるので、実質はオルガンとパーカッション、サキソフォンの3つによる曲である。
Visse VejrdageはVilly Sorensenの詩をGaye Kynochが翻訳したものとある。第1楽章はオルガンとパーカッション、サキソフォンによる3重奏で始まり、第2楽章は詩の朗読、第3楽章はサキソフォンとパーカッションの2重奏、そして第4楽章はふたたび詩の朗読、といった具合に、楽曲と詩の朗読が交互に繰り返される形をとっている。
朗読のパートは全部で5つあるのだが、ドイツ語であるので内容はわからない。しかしドイツ語と英語のテキストがCDについている。そこで楽曲のところを中心に聴くのだが、アラビア風のメロディーが使われるなど、その雰囲気は独特である。
Seven Postludesはオルガン独奏の曲であり、全部で7つの楽章に分かれている。どの楽章も短く作ってあり、トータルで15分35秒という曲であるが、現代音楽でオルガン曲は聴いたことがなかったので、新鮮であった。オルガンの音はどう弾かれても神々しく思えるものだが、やはりここでは大胆に現代風の奏法を聴くことができる。
録音は2003年10月にコペンハーゲンのOur Saviour's Churchで行われた。このCDは2004年にKontrapunktから発売されたデンマーク盤だ。(20070203/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽