yocさん
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2007年04月02日 06時01分59秒

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「Piano Quartet the Late 92」はピアノ四重奏曲であるが、もともとはヘビーメタル・バンドと2台のピアノのために書かれたらしい。ロック・バンドを現代音楽に使うという発想は、普通の作曲家にはないだろう。そのロック・バンドが何なのかは解説には書かれていないが、2人の素晴らしいミュージシャンがいたらしい。ところが往々にしてロック・バンドというものは早くに解散してしまうもので、この曲が完成する前にバンドは解散してしまったらしい。それから後になってOttomaniアンサンブルから4台のピアノのための曲を作って欲しいと頼まれたとき、この曲のことを思い出して材料として作ったらぴったりだった、とのことだ。
確かに4台のピアノはまるでロックバンドのように絡み合いながら演奏をする。ただし楽器が全部ピアノなので、音の区別がつきにくい。きちんとしたオーディオ・セットで聴くか、良いヘッドフォンを使って聴かないと、面白さは半減するかもしれない。クラスター的な音を多用し、荒々しい曲である。
訳せば「香港の朝、薄明かりの中で皮製ユリに出会った悪臭指の大量殺人者ジョー」といった感じになる2曲目は、クラリネットとバイオリン、ピアノ、そして解説の声による作品だ。声を発しているのはディートリッヒ・アイヒマン自身である。こちらはそれほど饒舌ではなく、あえて洗練されていない粗野な音をぶつける面白さがある。同じフレーズを繰り返し何度も使うところは、まさに偏執的な様相を呈している。打撃音なども加えられており、解説の声もあわせて演劇的な要素も感じられる。
「フルートとピアノのための熱く無題の曲」は楽器の演奏、というか音の面白さをじっくりと聴かせる曲である。またフルート奏者の声らしい音も入っており、何かを叩く音もある。またいったい何をどうやって音を出しているのか不思議な音も入っている。ピアノもユーモアがあり最初から最後まで飽きさせない曲だ。
このCDは2001年にWERGOから発売された。ドイツ盤である。(20070228/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽