yocさん
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この人はオルフの弟子、ニ長調でホルン五度の音楽を書く人です。それなりに美しいのですが1988年のダルムシュタットでは散々馬鹿にされていましたね。ミュンヘンはドイツの中でも特に保守的な町なのでこういうのが出てくるのですね。こういうのももう彼でおしまいでしょう。彼の弟子達は事実上の前衛音楽を作っていて本人からも容認されています。Siegfried Mauserはミュヘン音大の学長。
2007年04月02日 05時45分38秒

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これは面白い。ユーモアにあふれた、大胆なピアノ曲である。なんとなく聞き流せば落ち着いた古典的なピアノ曲かな、と思わされるが、どこか奇妙である。そう思いながら聴き進めていくと、だんだんと尋常ではない雰囲気になってくる。しかしそれらは、完全にアバンギャルドといった混沌へ行ってしまうのではなく、偉大なるユーモアの精神、という状況で収まっている。
「ジョン・フィールドにおける夜奏曲」は5つの楽章で構成されており、そのうちの3番目は「Am Grat (On the ridge)」、4番目は「Ausflug aus dem Karzer (Escape from detention)」、そして5番目は「Im Schlupfoch (In the hole)」と名前がついている。どの曲も落ち着いた中に正気と狂気の紙一重、といったクールな緊張感を含んでいる。微妙な曲のねじれ方は、しっかりと集中して聴くと面白さがよくわかる。
「5つの新しいピアノ曲」は、まさに、ニュー・スタンダード、といった感じだ。現代的な難解さはなく、さりとて単なる綺麗なだけの曲ではない。しかし、あまり難しく考えなければ小粋なピアノ曲集、ととらえて聴くこともできるだろう。このCDの中ではリラックスして聴けるトラックだ。
「スフィンクスのピアノ曲集」は9つの曲で構成されている。「スフィンクス」は、頭は女性で翼のあるライオンの胴体を持ったギリシャ神話の怪物だ。通行人に謎を出し、答えられなかった者を殺したという。これを転じて「不可解な人、謎の人」という意味もあるようなので、「不可解な人のためのピアノ曲集」という意味にもなるのだろうか。比較的はっきりとメリハリをつけて羽目を外してくれるのでわかりやすい。ただ9つの曲で構成されているにもかかわらず、全部で16分58秒しかなく、曲が短いのが残念だ。
このCDによって、俺はヴィルヘルム・キルマイヤーの曲に初めて出会い、たちまち虜になってしまった。音楽との出会いは不思議な縁であり、他の何物にも代えがたい財産となる。演奏はSiegfried Mauser。ヴェルゴWERGOから2002年に発売されたドイツ盤だ。(20070222/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽