yocさん
月別ブログ(日記)一覧
1件のコメント
1
このブログ(日記)へのコメント
Karlheinz Stockhausenの「グルッペン」は現在傑作の仲間入りですね。実演は少ないですが作曲の教科書には必ず出てきます。現在の本人にもこういう曲を期待しているのですがもう書けないらしくダメですね。
Punkteは現在ほとんど録音のみで知られる音楽。グルッペに至る過程で彼はこういう風に苦労していた証拠ですね。もっといろいろな録音があっていいです。
2007年04月02日 05時36分40秒
1件のコメント
1
トラックバック
このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=2984
Museカテゴリー
フリーワード検索
ブーニン
が来る
ショパンコンクール優勝者のス・・・(星のジュウザさん)
あしあと
何かといろんな方がアクセスし・・・(hiroさん)
前歯は治
りました
歯医者に通って前歯を直しまし・・・(星のジュウザさん)
りょうさ
んさん
趣味は植物に癒されることです・・・
Ito_orc
さん
ピアノ20年ほど習ってました・・・
ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・
足跡帳
足跡帳を作成しました。どなた・・・(りょうさんさん)
ヨハン
シュトラ
ウス生誕
20・・・
今年は大阪府岸和田市のコンサ・・・(Mariaさん)
10/28tue
.コンセ
ール・・・
Concert Rivi・・・(Nobue Kanekawaさん)
「グルッペン」は1955年から1957年にかけて作曲された曲で、3つのオーケストラのための作品だ。3つのオーケストラはほぼ同じ規模であり、左がオーケストラ1、中央がオーケストラ2、右がオーケストラ3というように配置され、全体の人数は109名というもの。楽器の中にはエレクトリック・ギターも含まれている。
一般的なメロディーを奏でる楽器はまるでなく、演奏というより発音、の集まりである。各楽器は勝手気ままに音を出しているように思えるが、カオス的なばらばらの部分と、一斉に一つの方向を向いて揃う瞬間、アンサンブル的に調和を持って互いに高めあう瞬間、など緻密に構成されている。その意味では、いわゆる交響曲としての要素をちゃんと持っている曲ということができる。
それにしても様々な音が出るものである。いくつかの音が重なり合って、さらに不思議な音を作り出しているのだが、いったいこれは何の楽器の音だろう、と考えてしまうような音があちこちにある。またCDではステレオの2チャンネルだけだが、実際に3つのオーケストラを前にして聴くことができれば、音空間のとても大きな広がりを味わうことができるのだろうと思う。視覚的にも面白いだろう。
「プンクテ」は「点」という意味である。1952年に作曲されたが、1962年に大幅な改訂が行われ、最終的に1994年に決定稿が出された作品だ。ここでは1994年の決定稿が演奏されている。「点」という意味のタイトルだが、単に「点」だけではなく、平面的な「層」が重なり合った立体感があり、その平面に点をぽつぽつと落とした、といったような音楽である。特に後半が面白い。
このCDはBMC、ブタペスト・ミュージック・センター・レコードから発売された。音楽とは関係ないが、ジャケットデザインが秀逸である。(20070224/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽