yocさん
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黛敏郎は僕が小学生の時にTVで『涅槃交響曲』が放映されて、残りの10分間で岩城弘之がインタビューに答えていた時に、はじめて見て聴いたわけですが偉く衝撃的でした。
この楽譜は当時は凄く高くて日本時代はついに一割引きのヤマハでも買えませんでした。ここケルンの近くに移ってからまもなく楽譜屋を除くとこの夢にまで見た楽譜が中古で五ユーロであるじゃないですか?すぐ手に入れました。これをヨーロッパでやった情報は聞きません。岩城氏が死んでからはもうやる人はいないんじゃないかと思います。
彼も日本的な音楽を残しましたが、小山清茂などのあっけらかんとした音楽とは違って明確な方向性があります。極右翼思想だったのが残念ですが、音楽の思想・骨格がしっかりしているので、伊福部作品やその他の日本的な作品を残す作曲家よりも生命は長いでしょう。いわば作曲の三島幸夫ですね。いわゆる魂の入った作品です。日本はこういうものしか残らないのが残念です。
2007年03月01日 06時40分05秒

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黛敏郎はテレビ番組「題名のない音楽会」の司会として知られている。現代音楽のことをよく知らなかった頃は、黛敏郎は指揮者として知っていても、作曲家としてはよく知らなかった。現代音楽を少し知るようになってからは、曼荼羅交響曲や涅槃交響曲などの有名な曲を聴くようになった。
保守系団体「日本を守る国民会議」の議長を務め、保守派の論客として知られたところからすると、その音楽も国粋主義的なものであると考えられる。しかし黛敏郎の音楽は、たとえば伊福部昭や松平頼則のような日本へのこだわり方とは、また少し違ったものがある。黛敏郎の姿勢は日本に対して中庸であり公平である。日本的である、あるいは日本人であるということ以前に、音楽として純粋であり、音楽家としての真摯な姿勢がある。
この交響詩「立山」は、1973年に制作された松山善三監督の映画のために作曲された。黛敏郎は「映画を自由に作って貰った上で、私は私なりに、その映画に即した、しかも純音楽としても成立し得る作品を作ろうと云うことになった。もちろん、私自身も、立山を上空から綿密に観察したり、新雪の室堂平から完成数日前に立山隧道を歩いたり心ゆくまで『立山』を体験した」と語っている。黛敏郎の作曲に対する真摯な態度が伝わり、そして確かにこの「立山」は、親しみやすい作品である。
このCDは、1980年にレコードが発売されたものを2004年にTOWER RECORDSと株式会社BMGファンハウスがCD化したものだ。TOWER RECORDS RCA Precious Selection 1000の一枚、No.24である。(20070301/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽