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Complete Piano Music, Vol.1 / Manuel Blancafort

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カタルーニャ州は、州都をバルセロナ市を擁するスペイン北東部の州。カタラン語という独自の公用語を使い、カタラン地方とも呼ばれ、歴史的にスペイン中部のカスティーリャ地方とは異なる文化を持っている。マヌエル・ブランカフォートは、そのカタルーニャで自動ピアノの一種であるピアノラ製造工場を所有している家族のもとで成長し、愛国主義的な音楽を作曲した。

やさしい音楽である。マニュエルブランカフォートは青年時代にモンポウに会って大きな影響を受けた、とのことだが、確かにその音楽はモンポウと通じるものがある。あるいはまた、エリック・サティのようでもある。素朴な作風の中に印象的なメロディーが息づいている。どの曲も、奇をてらうことなく、それでいて一度聴いたら心に深く染み込んで忘れられない。不思議なくらいである。

このCDはNAXOSのスパニッシュ・クラシックスと銘打たれたシリーズの一枚で、ブランカフォートのピアノ音楽全集第1集である。収められいるのは7曲の「青春の小品」、9曲の「山の歌」、8曲の「過ぎ去りし日々の覚え書」、そして13曲の「12の歌」の合計37曲である。ちなみに「12の歌」が13曲でできているのは、うち1曲が「1st version」と「2nd version」に分かれているためである。

現時点でNAXOSからはブランカフォートのピアノ作品集が1集から3集まで出ている。このような地味であるが素晴らしい音楽を、手頃な価格で手に入れることができるNAXOSのシリーズは素晴らしい。またNAXOSは音楽を表現する言葉もうまい。CDについている日本語の紹介文を読むと、一刻も早くこの音楽を聴かなければ、といった気持ちにさせられる。

録音は2002年11月、スペイン、ハフレ、オーディトリウムで行われた。ピアノはミケル・ビリャルバ。2003年9月にNAXOSから発売されたE.C.盤のCDだ。(20070302/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)

 現代音楽


日付:2007年03月02日

1件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

スペインの作曲家はWikipediaでも書いたけど結局のところみな単発でダントツというのがない。だから代表者を絞りきれないという難点があります。この国からは現代音楽の歴史は動かないようです。

2007年04月02日 04時57分11秒

1件のコメント

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