yocさん
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僕もヨーロッパ最大のCD店:サターンに良く出入りしますが多いですね。ケージのCDが!誰がこんなにでると予測できたでしょうか?BoulezやNonoより遥かに多いのですよ。「偶然性音楽」は「セリエル音楽」に完全に勝利したようですね。
2007年03月14日 06時50分37秒

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プリペアード・ピアノのための音楽は、かなりCD化されていることがわかった。たとえばHMVのオンライン・ショップで「Prepared Piano」をキーワードに検索すると17件、アマゾンでは22件、タワー・レコードでは32件もヒットした。ほとんどがジョン・ケージの作品だが、黛敏郎の「プリペアード・ピアノと弦楽のための小品」というアルバムもあった。「Hauschka」というバンドの「Prepared Piano」というアルバムもヒットしたが、これはポップスのようだ。実は「プリペアード・ピアノのためのソナタとインターリュード」を他の演奏も聴いてみたいと思って検索したのだが、これほど多くのCDがあるとなると、ちょっと手に負えない。
それはそうと、演奏家は通常、自分の楽器を持って演奏に臨むわけだが、ピアノという楽器は違う。自分のピアノを持って演奏に行くのではなく、会場にあるピアノを使うのが通常だろう。だからこそピアノは、誰が弾いてもちゃんとした音が出るように「調律師」という職業がある。もしプリペアード・ピアノの音楽がもっと市民権を得ることができたなら、プリペアード専門の調律師といった職業が現れるかもしれない。
このCDは、NAXOSから発売されたジョン・ケージの「プリペアード・ピアノのためのソナタとインターリュード」の続編にあたる企画ものだ。「危険な夜」という曲が第1番から第6番まで、それ以外はそれぞれタイトルのついた小品になっている。このタイトルが面白い。「孤島の娘たち」「ピンボケの泉」「...の思い出せない記憶」といった具合だ。「マルセル・デュシャンのための音楽」というのもある。
「プリペアード・ピアノのためのソナタとインターリュード」と比べて、リズムの面白さを前面に出した、ユーモアのある作品が多く、もしかしたら初めてプリペアード・ピアノの音楽を聴くには、こちらの方が楽しめるかもしれない。「孤島の娘たち」や「プリミティブ」、「不思議な冒険」、「かくて大地は再び実を結ばん」、どれも面白い。そして最もよかったのは「危険な夜」の「第6番」だ。誰かにプリペアード・ピアノの音楽を聴かせるときは、まずこの曲を聴かせることにしよう、と思う。
ピアノ演奏はBoris Berman(ボリス・ベルマン)。録音は1999年12月、カナダ、オンタリオ、ニューマーケットのセント・ジョン・クリソストム教会で行われた。2001年にNAXOSから発売されたCDだ。(20070120/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽