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5月11日みなとみらい・神奈フィル

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 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第236回定期演奏会は シュナイト音楽監督就任記念公演ということで、いつもとはちょっと違う盛り上がりを見せていました。

 終演後お祝いの会があって、せっかくだしシュナイト先生の笑顔も見たくて参加してみました。
 みなとみらいの副館長さんやら神奈川県の人やらの全然堅苦しくない(笑)挨拶が続き、終始、なごやかなアットホームな雰囲気。事務局長の大石さんの司会が絶妙。長年カワイにいらして神奈フィルの理事をしていた方だそう。気取らず絶えず上手に皆さんを笑わせていました。
 お客様も定期会員だけでなく協賛企業関係の方も多かったようですが、けっこうな人数。クラシック好きというより、皆さん神奈フィル好きと言ってよさそう(笑)。
 理事長さんのお話によると、長い間経営の苦しい状況が続いていたそうですが、最近になって協賛企業が増え、定期会員も1000人を超え、おかげで長い間空席だった芸術監督のポストにシュナイト先生を迎えることができたそうです。
 シュナイトさんを迎えるにあたっては、団員からの強い強い希望があったそうで、ドイツに帰ればいくらでも素晴らしいポストがあるでしょうに、その希望を受けてくださったシュナイト先生に大感謝ですとのこと(私も感謝感激あめあられですっ)。

 最後にシュナイト先生。健康と体力が守られる限り、神奈フィルにすべてを捧げたいとおっしゃいました!今日の演奏については、楽団員全員が練習でやったことをすべて出し切ったと大満足の様子。そして、バイオリンの米元響子さんについては、ここ何年かでの一大経験だと、絶賛。若くても世界に通用する逸材だとべた褒めでした。
 
 さて、今日の演奏会ですが、まず開演前のロビーコンサートがなんと石田氏のソロ!うわ〜、うわ〜どうしよう。ピアソラのタンゴエチュードの4番と5番。中低音でじわ〜っと。そして、「5月14日は(石田さん、13日だよ^_^;)母の日なので」と、ドヴォルザークの「我が母の教え給いし歌」を。ああ、私がお母さんだったら嬉しさ百倍でしょうね。この人見た目と違い(笑)、目立つの好きというのもあると思うけど、なにげにサービス精神が旺盛なんです。でも、実はただただ弾くのがすきなんでしょうね。そう思います。
 前回のアンコールもそうでしたが、神奈フィルは石田氏が弾くとお客さんが喜ぶっていうのを思い切り逸らさず演出をしてくれます。サービス良すぎ。ロビコンでソロ3曲弾いてステージに出るコンマスってそういないですよね。それに、これだけ愛されるコンマスもそういないかも。

 シュナイト先生、絶賛の米元響子嬢のブラームスのバイオリン協奏曲。なんてまっすぐで正確な力強い音でしょう。オーケストラも一歩も引かない感じでまとまり、米元嬢の思い切りのよいソロと一体になってシュナイトワールドに入ってました。交響曲ひとつ聴いたような気持ちでした。
 神奈フィルは、神尾真由子ちゃんや川久保賜紀さんと若くて才能豊かなソリストを呼んでくれて嬉しい。私個人としては、しらない外国人のソリストより、ずっと楽しみです。

 そして、メインのブラームス「交響曲2番」。4月の「四季」は、なんだかものすごくアグレッシブな、息をもつかせぬ感じでしたが、今日はどーっしりとした緻密な演奏。最後まで練習でやったひとつひとつのことを1音たりとも演奏し逃すまいという緊張感に満ち、弦のハーモニーも管楽器の音もゆるぎなく、堂々と自信に満ち溢れている。いつもより、ひときわ熱い熱い拍手がいつまでも続きました。

 いつもどおり、お顔を真っ赤にして団員ひとりひとりをねぎらうシュナイト先生。それを見るだけでも演奏会に行った甲斐があると思います。誰よりも厳しく誰よりも慈愛に満ちた、まさにパパシュナイトです。

 指揮者 弦楽器 協奏曲 交響曲


日付:2007年05月12日

1件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

私は「シュナイト初体験」でした。
結構な年齢なのに、よく日本に来てくれましたよね!
定期会員が1000人を超えたのですか。会場の半分ですから大きいですね。
そして、それよりも何よりも、協賛企業が増えたのが一番めでたいと思います。
わが東京交響楽団も、すかいらーくがスポンサーになってから、飛躍的に演奏が良くなったという話しを聞いたことがあります。
王侯貴族の居た昔から、オーケストラやオペラはパトロンによって支えられていたのですから!(^^ゞ
あとは、練習にみなとみらいホールを使えるようになるといいですね!

2007年05月12日 21時38分25秒

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