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月13日、
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チャイコフスキーとベートーベンをはしごの一日。
日生劇場国際ファミーリーフェスティヴァル
音楽ドラマ「チャイコフスキー 〜わが心の旅〜 」
http://www.nissaytheatre.or.jp/fam/paf/chaykovskiy...
ほぼ半分がちびっ子という会場に、ひとり紛れて楽しんできた。2004年の「シューベルト」に続いての第2弾だそう。子供向けとは言え、出演するのはすべてプロ。ゴージャスな配役にスタッフ、そしておそらく予算もたっぷり使っているのだろう、なんて贅沢な…。
オーケストラは、舞台下手奥に斜めに配置されていた。今日のコンマスは執行さん(スケルツォのソロも今日はご披露(^^))。
これでもか、これでもかとチャイコフスキーの曲が奏でられる中、お芝居も生き生きと進む。
下男アレクセイ役の田中秀樹さん(テアトルエコーの役者さん)が熱演で、勢いあまって舞台から転げ落ち、子供たちは大喜び(舞台の上の宮本さんはあせっていたけど…)。
チャイコフスキーのお母さんと、「エフゲニー・オネーギン」の中のタチアーナ役をやったソプラノの大隈千佳子さん、温かみのある穏やかな、それでいて力のあるすばらしい声!聞き惚れた。
フォン・メック夫人役の安達悦子さんの踊りを見るのは2度目。踊りってテクニックだけじゃないなあ、と改めて感じさせてくれ、他の若い(笑)ダンサーを圧倒していた。
チャイコフスキー役の宮本益光さんは、歌って、お芝居して、ひとり出ずっぱり。
お芝居の一番最後が、交響曲6番の第1楽章(+4楽章の最後)で、コレラに冒されて死んでゆく場面。「白鳥の湖」の黒鳥と「眠りの森の美女」のカラボスの手下みたいなのが、死神役で踊る中、けっこう長い時間!、ずーっとのたうちまわっていて、大変そう(笑)だった。
でも、大好きな「眠り」にも使われている、5番の2楽章、歌詞がついての宮本さんの歌。音楽だけでも、泣けるというのに、もう、たまらなかった〜。
そして夜は、及川浩治さんの「激情のベートーベン」へ。
ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 作品2-3
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 作品53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57「熱情」
怒りや苦しみ孤独、その激しい感情を、音楽にぶつけているかのようなベートーベン、及川さんのピアノにはぴったりかも。うお〜、っとのめりこんで聴く。
実は、芸術劇場のような大きな会場で、ピアノのソロってどうなんだろうと心配していたけど、とんでもないくらいの迫力。びっくりして、そして嬉しかった。
アンコールは、どっぷり暗い「月光」とショパンの「子守歌」。
1日フル回転だったが、チャイコフスキーとベートーベン、並べて聴いてみると、音楽に表れる人生観の違いがものすごく感じられて、本当に面白かった。
指揮者 弦楽器 協奏曲 交響曲