えこマッキーさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

農閑期に道内各地をまわって第１４年目になる農民オケの定期演奏会は、若いメロン農家（トロンボーン吹き）のいる夕張で開催することになりました。今回は地元有志による実行委員会の皆さんが、ステージに立派な看板を作成してくださったり、練習の合間の３度の食事を農家持ち寄りの食材で作ってくださったりと、心のこもった暖かい歓迎を受けました
　演奏の方も、多少の傷はありましたが、それぞれのプレイヤーがなかなかいい演奏をしてくれて、しばしば指揮をしながら感動するところもあり、メインのブラームスでは完全燃焼で指揮を振ることができました。アンケートを読むと、皆さん大変感動してくださったようで、特に私が演奏の間に曲の解説を入れながらやったのが、よかったようです。
　モルダウとトトロの人気は、思った以上でした。トトロは、１０数種類もある打楽器のうち、チェレスタとヴィブラホンの代わりをトーンチャイムでやった他は、特殊なものも全て揃い、ピアノやハープも入って実に豪華で多彩な音色を生演奏で聴けたお客さん、本当にラッキーだったと思います。でも楽器の運搬は非常に大変でした。市外から２ｔトラックに、大型ワゴン車３台、軽トラック２台も動員して打楽器類と舞台設営に必要な資材を運びました。
　また、ＨＢＣとＵＨＢがテレビニュースの取材、ＢＳ−iがドキュメンタリーの取材で撮影（これはカメラ６台）、北海道新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本農業新聞の５誌も取材に来ました。夕張の頑張りは、やはり全国の注目の的なのですね。何とか一日も早く市の財政を建て直し、国の政策に翻弄されない活路を見出して欲しいものです。我々の農業情勢も大変に厳しい状況ですが、やはり国にたよっているようでは失敗間違いなしです。
　詳しい模様は、農民芸術学校ブログ　http://blogs.yahoo.co.jp/ecomacky
をご覧ください。

　指揮者　作曲家　ヴァイオリン（バイオリン）　ピアノ　オルガン