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先日、「珈琲時光」という映画をDVDで観た。
もうだいぶ前に撮られた作品ではある。
この映画は、物語としての起伏には乏しく、日常生活を淡々と綴っただけのものなのだが、私はその淡い語り口を好ましく思った。
事件らしいことと言えば、東京でフリーライターをしている若い女性がタイで生活をした頃に、現地の青年との間に子を身ごもり、それでも彼女は結婚という選択を取ることはなく、一人で生み育てようと決意をする。
郷里の両親にそのことを告げて、親は彼女の選択に反対をしたいところなのだが、結局、父も母も娘にはそれを言い出せないままに終わってしまう。
松竹が小津安二郎の生誕100年を記念し、国際的に評価の高い台湾の侯孝賢を監督として迎え、
当時駆け出しだった一青窈、若手の個性派俳優、浅野忠信を起用した…などと並べてみれば、
単なるタイアップ作品として見られてしまうだろうけれど、作品公開当初よりも、現在という時を経て観てみれば、主人公の日常生活あるいは郷里での風景は、まさに平和そのもので、とても眩しく映ってしまう。
主人公は、戦前に芸大(当時の東京音楽学校)の夜間校に留学をしていたという台湾出身の作曲家、江文也の取材を続けていて、
彼の妻と思われる老女へのインタビューの後に、おそらく洗足池のほとりと思われる場所で、夏の夕暮れ時に、駅までの歩道橋を上がって行くシーンがあるのだが、
すぐ脇に植えられた柳の大木が、そのたくさんの葉を風に揺らせてとても美しく、印象的だった。
そんな美しい風景を時折挟んだ作品で、そのような風景こそが中心とも思える映画だった。
この映画に関連して、おそらく台湾の若者がYouTubeにとても素敵でユーモアを感じさせる動画をアップしているので、ここにリンクを貼らせていただこう。
http://www.youtube.com/watch?v=Iy__Dh_ZIMc
(つづく)
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽