Trekyさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

奈良の飛鳥(明日香)をご存知でしょうか。
歴史上では、大化の改新の舞台になったところであります。
また、謎の石といわれる遺跡(石造物)が多数存在している事でも有名です。
知られている所では、巨大な石でできた建造物「石舞台」。
そして、猿石・二面石・石人像、二面石、亀石・・・・等等、不可解な遺跡ばかりです。
TV的に言いますと、
「奇々怪々な飛鳥の巨石、石造物・古代人は何のためにこれらを造ったのか？」となるのでしょうか(笑)

鎌倉の事件も忘れてかけてきた12月の木曜日、私達3名は飛鳥にいました。
今度は、「幽霊探索」ではなく、飛鳥「謎の石造物探索」の為、車で出かけてきたのです。
(ホントヒマですね〜)

まずは有名なところを一回りして、大きな石造物にたどり着きました。
この石造物は、巨大な亀の姿に似ているので亀石と言われています。
ガイドにはこんな伝説が書かれていました。
「今亀石は(南西)を向いているが、昔は(東)を向いていた。
この亀石が西を向く時、世の中は滅亡するであろう」

この伝説を知った我々は・・・
もちろん、試してみたくなりました。
「ならば、西に動かしてやろう・・・」
といっても巨大石、素手では1ミリたりとも動ごく訳がありません。
仕方なく(←当たり前)、動かす振りをした記念写真を撮る事にしました。
一人は亀石の右目を、一人は後頭部を、一人は前頭葉を、3人で押さえ西へ押す。
「そのポーズで、はいチーズ、ガシャッ！」
良い記念写真になりました。
いゃ、良い記念写真になったと思っただけでした　・・・。

この伝説には前置きがあります。
「太古の昔、大蛇とナマズが水の奪い合いして、大蛇が全ての水を奪ってしまった。
その結果、飛鳥には水がなくなり、多くの亀達も干乾びて死んでしまった。
村人達は石造物を造り亀を供養をした」
つまり、亀の幽を鎮める供養で、滅亡伝説とも関係して古代より奉られていたのです。

「幽の供養」という事に私達は無頓着だったのです。

＊また、「つづく」になりすみません。　次回は最後まで書こうと思います。

　室内楽　交響曲　器楽曲　ヴァイオリン（バイオリン）