のぶさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

本日は朝よりピアノに向かう…

お題はシューマン（ドイツ）の「ノヴェレッテ　作品21」

在学中、二年の時の試験曲だった作品です。

他、ショパンのワルツ任意の一曲だったんですが

この年、僕の同門でショパンを選んだ人は一人もいなかった気が…

1番「華麗なる大円舞曲」6番「子犬のワルツ」とか7番とか有名すぎる位に有名なんで

試験で弾くのは怖すぎるもんね！気持ちはわからないでもない…

ドイツ語で「物語」と題されたこの「ノヴェレッテ」は

全部で8曲あるんですがこの中の任意の一曲ではなくて抜粋で指定されていたな〜…

1番と7番は覚えてるんだけどちと記憶が定かではない（汗）

8番が入っていたら大好きなんで玉砕覚悟で絶対選んでいた筈（笑）

門下の先生は主張をとても大事にしてくださるお方だったので

試験曲も自分で選んでいいと言う事になっていたので

最初は一番を選んだんだけど家に帰って弾いてみたら譜面よりも遥かに難しい（爆）

好きな作品だけど自分で表現出来る作品はこれじゃないと思い七番にする事に…

その日の内に先生に電話をするわけですが自分で選んだ作品を変えるとなると

それ相応の理由がないと雷を落とされそう…いや絶対落ちる（笑）

とにかくやりたい作品である事を主張するしかないので

先生に電話…「あの〜、一番て言ったんですけど七番に変えても良いですか？…」

予想通り先生から「一番が自分で選んだ作品なのに変える理由は何？」とのご返答が…（汗）

とにかく七番を弾きたいのを納得していただくしかないので

「七番を弾いてみた所、中間部が涙がちょちょぎれる位にステキだったので…」

っと答えた所、先生は電話向こうでクスクス笑いながら

「涙がちょちょぎれる位にステキだと思ったらならやった方がいいじゃない！」

そんなわけで変更する事になったのですがもうこれを変更するわけにはいかない！

なので七番を習得するしかない☆

ま〜そこまで高度な技巧が要求されてるわけではないんだけど試験まで大変だった（汗）

試験当日は朝から記憶喪失になりこれまた冷や汗の嵐…

当日は教育科の人たちと一緒の試験部屋…

部屋に入ったらなんとわてくしの先生が部屋のど真ん中に（爆）

僕の前の子は教育科の試験曲だったんでショパンの「幻想即興曲」…

途中で暗譜が出てこなくなってしまった様で部屋に重い空気が…

かく言うわてくしは先生の視線のど真ん中なんでレッスンしてもらってると思えば良い…

ってなわけで最初の4小節以後記憶喪失だったのですがエイってな感じで

弾き始めたら指が覚えていたらしく最後まで弾いていたけど覚えていない（笑）

例えばこの部屋で僕の先生が僕の演奏に最高点を付けてもそれは無効

部屋の審査員全員が付けた点のうち最高点と最低点は切り捨てであとの平均点が

自分の演奏評価と言う事になるので…

でも、この年の試験は本当に結果が良くて前年10点アップと言うアホみたいな成績（笑）

そんなこんなで３年の門下生発表会でブラームスのソナタ3番をいただいて

玉砕コースへと向かって行くわけで…（笑）

いやいや、なんだか懐かしい記憶ですがシューマンのノヴェレッテのお話でした。

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