Shigeru Kan-noさん
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この日はいつものMittag・Lunchで30分のはずがTVの録画するとかで前半だけ全部やるので45分になりますというアナウンスがあって、プローべではなくてゲネプロを兼ねた録画取り。したがって通すだけ。
この曲は昔ケルンの音楽評論家が音友の書いたことがあるように、シュトットガルトでジェルメッティのすばらしくスリムな名演がある。当時自分はそれに気がつかないで、GPも本番も行かなかったが、その演奏だけはあそこの音楽図書館でCDを借りて聞いて知っている。シュトットガルトでこのプローベに接したのはシュトットガルト大学の学生オケと合唱団、それにエノッホ・ツ・グッテンベルク指揮のシュトットガルト・フィルの練習しか行った事がない。CDだったらカラヤンBPだろう。あの楽器の音質の良さでは史上最高だろう。
でもそのジェルメッティの指揮の本番と見たことがないのかというと実は偶然にボローニャである。あの時は自分のアコーディオン協奏曲WVE/168cがTV付で初演する前の前々日で、彼はイタリアのオペラとパルマのオペラハウスのオケと合唱の合同演奏の倍の4管編成(ティンパニ二人)で野外で無料でやっていた。当時は2001年でヴェルディ没後100年だった。しかし髭をそった彼は誰だかわからず、ただ暗譜で振る指揮のうまさに感心したものだったけれども、演奏終了後その辺に落ちている無料のプログラムを拾って後で演奏者がわかった次第。
その最大の特徴はディエス・イレイのテンポをもう少し上げて全体の曲想をかなりう簡潔・コンパクトにする工夫である。
ビチコフの演奏はもちろんそれはなくて並に近い。メーター風の骨太な音楽、ロシア風のかなり冷たい音が特徴。楽器が凝っていてチンバッソのほかに3本の我が家にもあるバルブ・トローンボーン。これで「サンクトゥス」の速い音階が猛スピードで正確にできる。
キリエはppの部分の歌詞がもっと聞きたい。オケはこれ以上小さく演奏できまいか?「怒りの日」は前文のとおり、WDR・NDR・イタリアのトリノの3プロ合唱が150人でfffやるとさすがにギンギンの音になってオケに負けない。これで第一部が終わって解散という段取りだったが、ちっと休憩を入れてビチコフが後半も良かったら見ていて欲しいというので、時間がなくともお言葉に甘えてそのまま着席。難点は「サンクトゥス」が余りにも重く力ずくで大規模なので軽妙にやってほしいこと。
最後の「ルックス・アテルナ」は第一曲目や二曲目のテーマが帰ってくるので構造としては他のレクイエムより聞きやすくできているという毎度の認識をする。しかし最後の「リベラ・メ」の歌詞を何とか聞き取れるように音響的に工夫できないものか?
このコンサートは今がレクイエムの季節なので今日と明日が本番。どっち道FMとTVでやるのでいつもの様にのんきに構えている。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲