Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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170. エレン・グリモーとWDR. 10月17日 ケルン

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何時もの様にお昼の公開プローベは今夜のプログラムの一部をやるのかと思ったら意表を突かれて、あのブラームスの2番の協奏曲のときにキャンセルしたエレン・グリモーがいきなり出てきて、シューマンのイ短調の協奏曲を弾いた。そもそもこの人はこの曲やりすぎでTVの放送オケの生中継だけでもSWR とNDRと2回も見させられた。FMラジオだけでも更にノリントン・RSS、ヴォルフ・HR、サロネン・SKDと散々聴かせられている。テクニックだけではなく最高の美貌を売り物にしたこのピアニストは人気が衰えるどころか今やスーパー・スターになってしまった。

とはいえ、この無料の公開のやっつけ合わせ練習では消化演奏的な意味合いが非常に強く、一番前のピアノの下に座ったが、そんなに丁寧でもなく細かいミスもところどころにあって、早く引き上げたいためかどんどんテンポを引っ張っていた。一応全部通したがあくまでも始めてのオケ合わせなので細かいやり直しもところどころにあり、本番は土曜日かららしい。それにしてもどこに何時客演しても大まかなところが共通の西洋音楽は素晴らしいし音楽のグローバル化の象徴的存在である。

この人はさすがにDGがCDにするだけあってスタイルの美しさだけではなくてテクニックもちゃんとあり、ラ・サーレのようにヒーフー言わなくともブラームスの2番のコンツェルトぐらいは難なくあっさりと弾いてしまう。

結局夜7時の演奏会とプログラムが違うわけだが、夜のは休み無しで短いので10ユーロと安いし、それと昼の協奏曲足したら楽に90分は行ってしまう。

サラステの最初はワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と「愛の死」。前奏曲は日本で指揮でレッスン暗譜で受けたし、「愛の死」シュトットガルトの学生時代にスコアリーディングのレッスン受けて誰でも良く知っているごくありふれた曲なので、ここからどうすべきか解釈が難しい。セーゲル・スタムやサロネン、更に古くはオッコ・カムを思わせる北欧の透明な解釈。

続くベートーヴェンの「エロイカ」も古楽ではなくてビブラートを付けた普通の近代オケの解釈だが第一楽章は長い繰り返しをして、コーダのエロイカのテーマの後半は金管楽器が出てこなくて、葬送行進曲のテンポが古楽並に速い。終局のテーマの提示は音楽的にゆっくりだが、最後のアンダンテのテーマはホルン3人全員で吹ききる。もう何回かやったのか暗譜だし、やはりやっつけ消化演奏に近い。どんなやりなれた演奏でも一応できるだけ丁寧にすべきだ!

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2013年10月19日

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

その生中継がピアニストの意向によってこの部分だけが無くて、
ジンマン指揮のベルリンドイツ交響楽団の別の演奏で流した。
こっちの方がライブよりも完璧だ!

Grimaud, Klavier

Fünf Jahre hatte Schumann gebraucht, um aus einer geplanten Phantasie sein einziges Klavierkonzert zu formen – und das Fantastisch-Irritierende dieses Stücks stellt selbst Hélène Grimaud, die das Werk schon zweimal eingespielt hat, immer wieder vor Herausforderungen: "Je mehr man versucht, dieses Stück zu durchdringen, desto mysteriöser wird es. Aber das ist ein wunderbarer Prozess, das hat etwas sehr Spirituelles." Auch Brahms macht das Begreifen seiner Musik nicht immer leicht; beim Hören der formvollendeten Vierten hatte der bedeutende Kritiker Eduard Hanslick die Empfindung, er werde von zwei schrecklich geistreichen Leuten durchgeprügelt. Trotzdem wurden Schumanns Konzert und Brahms’ Sinfonie zu Klassikern des Konzertsaals – wie auch Vorspiel und Isoldes Liebestod, eine Kopplung, die schon Wagner ersann, um seinen Tristan jenseits des Opernhauses zu etablieren.

Richard Wagner
Vorspiel und Isoldes Liebestod aus Tristan und Isolde

Robert Schumann
Konzert a-moll für Klavier und Orchester op. 54

Johannes Brahms
Sinfonie Nr. 4 e-moll op. 98

Hélène Grimaud, Klavier

WDR Sinfonieorchester Köln
Leitung: Jukka-Pekka Saraste

Live aus der Kölner Philharmonie

2013年10月20日 04時14分18秒

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