Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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230. ギュルツニッヒ・オケの定期、10月26日

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まずは放送響と同じ様に1時間前に解説。大ホールを使わないでロビーに100席ぐらい椅子を出して今回のプログラミングを説明巣炉で立ち見が出る。作曲家はヒラ―、リスト、ベルリオーズ、シューマンでこのギュルツニッヒ・オケを最初に1857年から35年間常任したヒラ―が組み込んだであろうプログラム。フェルデナント・ヒラ―という名前はふつう私たちはレーガーの「ヒラ―の主題による変奏曲」のテーマでしか知らないし、今はほとんど演奏されない作曲家指揮者・ピアニスト・作家・批評家。今回の新常任のロートまででたったの13代目。当時は良くフランスで全く理解されなかったベルリオーズを招待して指揮させたらしい。その後ワーグナーやヴェルディなども招待して指揮させているある意味ではウィーン国立歌劇場よりも凄い歴史を持つオケ。シューマンはヒラ―を評価してなかったがそれでも新密な友人関係ではあったらしい。

ウィーンフィルと同じようにこのオペラのオケはシュトットガルトのオペラのオケのように1ヵ月に一回の気晴らしの定期では無くて2・3回以上ケルン・フィルとしての演奏会の義務も負う。それも普通の2回では無くて日・月・火曜日までと必ず計3回やるのだが、異常に多い回数の意味が今回初めて入って見てわかった。放送響と違ってほぼ満杯でそれだけ需要があるのである。しかし週末は放送響にすべて抑えられて土曜日まで全く出来ないらしい。実際の格は放送響が上であるが、実際の入場者はギュツニッヒの方が遥かに多いのはこのオケの根強い伝統のせいか?実力的にはほぼ同じである。

そのケルンの伝統の証が例えばのべ1万通にも及ぶシューマンの手紙がこの前崩壊したケルンの古文書簡にすべて収められているということである。全部で34巻で実際に本になったのはそのほんの一部に過ぎないらしい。その2番の終楽章のクライマックスの後のドルチェの旋律とベートーヴェンのピアノリートとの関連を録音で聴かせてみる。

少し過ぎてよくしゃべるフランスの指揮者が出て来る。来年SWRのバーデン・バーデンのオケがシュトットガルト放送響に組み入れられて潰されるので再就職に困るところだが、この指揮者は今シーズンからケルン・オペラに乗り替えたので、シュトットガルト放送響のシュテファン・デユネーブよりは出世したといえるだろう。シュトットガルトは今21人の候補者から新常任を模索中である。バーデン・バーデンの放送響はシュトットガルトよりも格下で指揮者もそう見られがちであるが、最近大量にカラヤン・アカデミーのベルリンフィルに入れなくて余った失業中の奏者を大量に入れたらしくクラシックに弱かった音が恐ろしく新たらしくよみがえっている。ロートが言うにはフランス人は未だに現在ベルリオーズが理解できないと笑いを誘う。

実際の演奏はヒラ―のオペラ「デザートゥア」序曲アリアーガかグルックのオペラの序曲みたいに始まる。8分13秒。リストの2番の協奏曲はブニタスヴィリの独奏の問題は全く無し。ホルンが2本の19分52秒。アンコールは「愛の夢」?ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」序曲は普通の解釈で悪くない。8分40秒。最後のシューマンの4番までブーレーズやギーレンのように子真面目に譜面を見る。現代音楽専門の指揮者は掃除て古楽専門のようにテンポが速い。ギーレンのようにガンガンやるトランペット・バロックポザウネ・テインパニは古楽器でヴィブラートのないピリオド奏法は今のプロのオケに取ってはもう避けられない義務になってしまったらしい。最後のツェーズアのフェルマータ―が長いのはやり手の指揮者の証拠か?11分43秒、6分44秒、8分33秒、7分53秒の計36分53は速め。

最後に指揮者が新演出の「ローマの謝肉祭」のテーマが出て来る「ベンベヌート・チェルリ―二」のオペラの宣伝。会場が最近やっと決まって上演も延期されたのでちっともチケットが売れていないらしい。初日以外はガラガラの状況。コンサートでこんなに入るのなら1000席しか入らないオペラの方にも来いと文句!

K. Buniatishvili, Gürzenich-Orchester Köln, F. Roth: Berlioz, Hiller, Liszt, Schumann
Kölner Philharmonie

Khatia Buniatishvili Klavier

Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent

Ferdinand Hiller
Ouvertüre
aus: Der Deserteur (1865)

Franz Liszt
Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 A-Dur S 125 (1839, rev. 1849–61)

Hector Berlioz
Le carnaval romain, ouverture caractéristique op. 9 (1843–44)

Robert Schumann
Sinfonie Nr. 2 C-Dur op. 61 (1845–46)
19:00 Uhr, Empore : Einführung in das Konzert
Eintritt nur mit gültiger Konzertkarte


Websites der Künstler:
Gürzenich-Orchester Köln
Website des Veranstalters:
Gürzenich-Orchester Köln

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2015年10月28日

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