Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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280. プーランクの「声」とバルトークの「青髭公の城」

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Francis Poulenc / Béla Bartók 19.01.17

何時ものようにギュツニッヒのプローベからR・シュトラウスの45分かかる「英雄の生涯」を中間を省略して30分で聴かせる。ミヒャエル・ザンデルリンクは親が死んだ直後もここで「戦争と平和」のオペラを指揮してた。短気の兄のトーマスに比べて若すぎてちっと未熟性があるのが特徴的だ。兄弟で指揮者やっているのは東欧に多く、腹違いのビチコフ、ヤルヴィ親子、ハンガリーのユダヤ人のフィッシャー兄弟に似ている。自分も持ってる安物のドーヴァーのスコアしか指揮者のスコアはないらしい。今のペータースの正式スコアは「イタリアから」に入れ替わっている。ケルンは当時「ツァラトウストラ」や「英雄の生涯」を初演したフランクフルトと交響詩の競争し合って「ティル」や「ドン・キホーテ」などを初演している。当時は放送オケは無かったので両者はオペラのオケでなければいけない。明日が子供だちのための演奏だというのでヴァイオルン・ソロが生々しい。ベルリン・フィルのコンマスの入団試験に使われるだけあってベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」と並んで難しい役らしい。この本番は何時もの最後の日・火曜日に来る。ファンファーレはマーラーの1番のように全部で5本ある管弦楽団から3本のBb管で編成できるらしい。複数形のシンバルのトレモロはバーンスタインがマーラーの6番でやっていたようにすり合わせる。スコアだけ見ても気が付かないことが良くある。

その後に1ユーロ・ショップで2ユーロのエーリッヒ・ヴァレンティンが書いたモーツァルトの伝記を買う。1ユ―ロのCDやDVDの他にこういうのもぽっとおいてあるのがドイツらしい。

6時からベッヒシュタインのピアノ屋でケルン音大の教授陣によるコンサートを3人目まで聴く。学生ではないのでみんな安定感が抜群である。音大よりも音響が良いのにも助けられ気持ちが良い。全員が国際コンクールの入賞者らしい。熱くて喉がむせて咳をしていたら水をサービスして貰った。まず最初がショパンのスケルツォ第一番、男なので打鍵力がある。次が司会も務めた女性のシューマン、3人目は博士号も持っている女性でジョージ・クラムの「ミニチュア組曲」とドビッシーの「喜びの島」。クラムの準備中に時間がかかるので同時に解説もしている。「トリスタン」やドビッシーの引用が多い曲らしい。

その後でオペラがあるが、40分前と予告しないで勝手に解説しているので、ピアノのせいで遅くなって聴けなかった。

プーランクの「声」はかつてシュトットガルトの音大の学校オペラでゥィルヘルマ・テアターで見たことがある。ピアノ伴奏だったがシェーンベルクの「期待」と同じ小さなモノローグオペラなのでこれが原典かとすっかり思い込んでしまったが、実際の正式上演は大きな2管のフル編成で少しびっくりする。演出法は現代にふさわしく受話器電話ではなくて携帯電話でやる。モノローグのユリアーネ・バンゼはシュトットガルト時代のバッハ・アカデミー時代から親しい、その後現代物も歌えるのでオペラにも進出したが、完全に役に嵌りきっていてフランス語も問題なし。舞台も森の中で綺麗でこれは飽きなかった。綺麗にオーケストレーションされた音楽は一種のメシアンの繰り返しを思わせるところがあるが「カルメル派修道女の対話」やラベルの「スペインの時」よりも遥かに美しかった。42分。弦が12、10、8、6、4のまま次の大編成のバルトークへ。
ウィーン=シュトットガルトと見て歩いて最後はWDRの演奏会形式。この舞台もみんなこじんまりに細かく作られている。クッスヌだからダンケの意味で、このオペラはスコアはドイツ語しか売って無いがチェコ語より難しくないのか原語上演が多い。予めベットに何のためかもう一人寝ている。4つの扉までは無体に出てこないので意外につまら無い。やらしいセックスを描写した演技が多く、第5の扉から舞台に風を吹かせて面白くなる。指揮者が金管よりも弦をかまうからクライマックスがずれている。どういうわけかその後でタイトルロールの韓国人が運動用の自転車に乗るのが意味が解らない。ティンパニは1時2人になる。6番目の扉は風呂場。7番目の飛ぶらの前にユーディットを殺し舞台に雨が降って来る。風呂場から3人の前妻達が全裸で出てくてドレスを着せられる。たぶんバレエの人だろう?その後で殺したユーディットの幽霊にもドレスを着せる。一旦逝かせられるがまた出て来て無言の別の予め寝ていた青髭とベットに寝る。愛しすぎて嫁に嫁いだ先に古い妻たちがいるのは現代もキリスト教を捨てイスラム教徒の家に嫁いだ欧米白人女性の悲劇と重なるどうしようもない絶望感を与える。後半は面白いがあんまり演出の意図が解らない。61分18秒。
Bechstein Konzerte - Young Professionals
Donnerstag, 18:00 Uhr, C. Bechstein Centrum Köln (Köln)

Star-Besetzung gestaltet Auftaktkonzert
Prof. Sheila Arnold, Prof. Gesa Lücker, Prof. Florence Millet, Prof. Ilja Scheps, Prof. Josef Anton Scherrer, Prof. Anthony Spiri und Prof. Nina Tichman
Adresse:
Glockengasse "Opern Passagen" 6, 50667 Köln
Internet:
www.bechstein-centren.de

La Voix humaine / Herzog Blaubarts Burg
» La voix humaine (Die menschliche Stimme)
Text von Jean Cocteau, Musik von Francis Poulenc
in französischer Sprache mit deutschen Übertiteln
» A kékszakállú herceg vára (Herzog Blaubarts Burg)
Text von Béla Balázs, Musik von Béla Bartók
in ungarischer Sprache mit deutschen Übertiteln

Begleitveranstaltung
Die Kurzeinführung zum Doppelabend »La voix humaine«/»Herzog Blaubarts Burg« beginnt um 18:50 Uhr.
Inhalt
Was wäre die Oper ohne Liebe? Sie würde ihres ewigen Themas, ihres Kerngehalts beraubt sein. Die beiden Musiktheaterwerke des 20. Jahrhunderts »La voix humaine« und »Herzog Blaubarts Burg« an einem Abend nebeneinander gestellt, beleuchten den geheimnisvollsten aller Zustände auf subtile und faszinierende Art – …
Besetzung
Musikalische Leitung Gabriel Feltz / Inszenierung Bernd Mottl / Bühne und Kostüme Friedrich Eggert / Licht Wolfgang Göbbel / Dramaturgie Georg Kehren / Orchester Gürzenich-Orchester Köln
La Voix humaine
Die Frau
Juliane Banse
Herzog Blaubarts Burg
Herzog Blaubart
Samuel Youn
Judith
Adriana Bastidas Gamboa

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2017年01月25日

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