Shigeru Kan-noさん
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まず四人のフルートによるプレコンサートが行われる。ベートーヴェンのフルート四重奏なんでないのでなんかの編曲であろう。
チャイムやハープ、ピアノ、チェレスタ、イングリュッシュホルン、コントラファゴットなどを入れた贅沢な編成。できたばっかりの九回目の定演にしては無料でも客が足りず一回席しか開放してない。
バーンズの交響的序曲はアメリカのポップス吹奏楽のそれ。難しくはないと思われ、それでもちょっと客が少ないのは残念だ。ハープを正面に出したのは正解。個人的なソロは決して問題があるわけではないようだ。
法人作品のエアーズはTVドラマ的な短しさ、韃靼人の踊りはどこの吹奏楽でもやりすぎ。もう休息だ。
バードランドはもっとポップス、指揮する必要がない。昭和の名曲はもういいと思うような昭和臭さ。
もののけ姫は漫画の課題曲か?どうでもいいような作品。ハーブに撥みたいな爪を使うと良く響くことを発見。外山雄三のラプソディのチャンチキみたいな打楽器の安っぽい伴奏だがレベルは高い。休憩。
40分かかるバーンズの交響曲第三番。吹奏楽という♭系の楽器による交響曲の多様な展開法はやはり限度がすぐ来る。どうしても朝鮮の彼方への脱出は困難である。どうしても強い♭系の重力に束縛されてしまう。ショスタコーヴィッチの五番を思わせるフルートのモノローグ。同じくイングリュッシュホルンやサクソホーンも。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲