Shigeru Kan-noさん
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
1 |
2 |
3 |
4 |
|||
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
|
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
月別ブログ(日記)一覧
トラックバック
このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=17312

Museカテゴリー
フリーワード検索
K-466.
ボヘミア
ン・フ・・
・
この公会堂は四十数年以上前に・・・(Shigeru Kan-noさん)

クラシッ
ク音楽関
連の映画
(お・・・
視聴したものを2つに分けまし・・・(小原 なお美さん)

クラシッ
ク音楽関
連の映画
未視・・・
[]は作成年昔の作品は時間が・・・(小原 なお美さん)

りょうさ
んさん
趣味は植物に癒されることです・・・

Ito_orc
さん
ピアノ20年ほど習ってました・・・

ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・

足跡帳
足跡帳を作成しました。どなた・・・(りょうさんさん)

ヨハン
シュトラ
ウス生誕
20・・・
今年は大阪府岸和田市のコンサ・・・(Mariaさん)

10/28tue
.コンセ
ール・・・
Concert Rivi・・・(Nobue Kanekawaさん)

この公会堂は四十数年以上前に第九の練習だったかで来たことがある。当時の通りは殺風景で自分が生まれる前にできた恵まれた建物はボロボロでとても音響がよさそうだとは思わなかった。それが見違えるほどに改装されたのか新築されたのか凄く音響の良い建物に生まれ変わり耳を疑った。ただロビーなどは狭く土地だけは広げられなかった建設時の苦渋を感じる。
このオーケストラは「オーケストラ:ダ・スビターニヤ」と同じく特定の様式や作曲家の作品を掘り起こすように作らった団体らしい。もちろんオケの技術的な問題は最初の数秒ですぐわかる。これも例外ではないが回復力は他のオケよりも相当早いようである。原因はそのメンバーの若さにあるようで一見で音作りがまだで未熟に見えるが、知らない新しい作品に対する適応性が非常に速い印象を受けた。
ドヴォルザークの4番はこれまで5番まで聴き進めてきたがこれも初めて生で聴く。まずは普段のプログラムには乗らない作品。最初のホルンはそんなに弱く演奏しない。プロでも難しいが音が不安定さはあり、それに対する弦が弱すぎてあまり聴こえてこない。木管はもっと現に音色的に溶け込める。ヴァイオリンはフルートにリードしてもらうのではなく、逆にフルートをテンポでリードしなければならない。しかしピチカートは良く気にしたのか器用に常に良く合っている。さらにオケ全体も合ってくる速度が速い。弓はもっと長く使える。ピチカートは相変わらずよく訓練されている。メンバーは十分に柔軟性がある。テンポは積極的にもう少し速めてよい。ホルンはオーボエの音程を考えて完全に平行に動きたい。コーダはやはり大きすぎるホルンの低音が現れる。14分28秒。
ワーグナー風のコラールの二楽章は金管はもっと安定度を増すことが望ましい。しかしそれに対する弦は相当安定している。意外と弦の細かな動きが消えようとしている。チェロの音程はプロでも合わせにくいがそれでも安定性を受け入れて解決したい。第九の様な和音交換とコーダにおけるハーモニーはもっとはっきり確実に行ける。11分38秒。
スラブ風なスケルツォ、ホルンはプロの指導を受けたような音。ヴァイオリンはタブレットで見ている人が多数。マイスタージンガー風の長いトリオ。後半ハーモニーに火が付いた。7分00秒。
フィナーレはどんどん音が合って盛り上がって来る。あんまりアイディアのなさそうなオスティナートは作曲上の問題。クレッシェンドも上手い。10分35秒。
休みを置いて交響曲第7番初稿。結論から言うとソナタ形式などの展開的部分の物語が最終稿との違いが多いらしい。低音ホルンの開始が4番に引き続き大きめに出る。問題はそれで安定感が付かないということだ。チェロも常に跳躍においては合わなくなる不安を抱えている。もっと合うしドルチェも欲しい。細かい受け渡しが何時もおろそかにならないで奇跡的に丁寧に作られている。第二主題の旋律は音色のモザイクにならないように音色の統一が欲しい。
第二楽章でもピチカートと木管のシンクロンを合わせることは忘れていない。テンピはちょっと早め。ホルンの3音の最初の2つの動機音は繋いだ方が望ましい。中間の展開の部分が決定稿と違うらしい。ホルンの低音は何時も煩い。12分17秒。
スケルツォは最初の動機のシンクロンが難しい。意外とタイミングが悪いらしい。原因は棒のテクニックの問題としか思えない。発展の部分が最終稿と違う。難しいところほどテンポはむしろ速めてアクティヴに正確にしたい。まだ土息の問題、しかし音程は良く合っている。7分58秒。
アタッカでフィナーレ。最初のいろいろな楽器の交代はプロでも難しいが、神経質になることもなく一定のテンポで安定的にすべてが通り過ぎて行った。コデッタの2つの強調されるリズムは出てこないが初稿にそう書いてあるのかどうかはわからない。ここも上手く経過部を処理。トランペットはもっと出ても良い。9分40秒。
アンコールは組曲「伝説」から緩やかな1曲のようだ。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲