Shigeru Kan-noさん
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K-468.
アルビレ
オ音楽・・
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この作曲団体は40年以上前に・・・(Shigeru Kan-noさん)
演奏会記
期日:10月31日(金)会場・・・(平行五度好きさん)
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の目次(
自分のた
めの・・・
クラシック音楽関連の映画(お・・・(小原 なお美さん)
りょうさ
んさん
趣味は植物に癒されることです・・・
Ito_orc
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ピアノ20年ほど習ってました・・・
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自分では楽器は演奏でません。・・・
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足跡帳を作成しました。どなた・・・(りょうさんさん)
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今年は大阪府岸和田市のコンサ・・・(Mariaさん)
10/28tue
.コンセ
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Concert Rivi・・・(Nobue Kanekawaさん)
この作曲団体は40年以上前に島津武仁氏にもらったチケットで見に行ったことがある日大系を中心とした創作グループ。今年はすでに43年目に入っていて35回目の演奏会らしい。また自分が関係して現代音楽もやるアルビレオ・フルート四重奏団があるがもちろんそれとは別団体である。
橘慎太郎の「憂鬱なる」は今更ピアノ曲ではあるが、もう拡大された調性感覚に徹底していて猫がテーマらしい。まず「レフラン」では特定のフレーズをある方向に繰り返す。2曲目はトリラーが中心になる細かいパッセージ。調性和音を散々分散させある種の頂点は形作る。3曲目はやはり拡大された調性のパッサージュ。クラスター的な上行メッセージ。第4曲目はほとんど第一曲のレフランの繰り返しの再現に近い。モルで終わる。
田口順一のアカペラ・女声合唱のためのミサ・プレヴィスは作曲者がクレードだけは書けなかったと告白してるのでそれだけがなくてそのほかは普通の伝統的な5部構成になっている。音程は二度と減5度だけが古典的に強調される。そのキリエは音程問題が調的に中心となる。続くグローリアはドミナントの和音、で更に音程のモットーが出て来る。典礼文そのままでアーメンは繰り返し。ということですぐサンクトゥスに飛ぶ。その次のベネディクトゥスはオザンナのHが聴こえてくる。最後のアニュス・デイまで2 度と減5度のモットーは繰り返される。
河合孝治のソニック・ムードラII。相変わらず仏教をテーマにした7月のIの続編で特に変化は感じない。自分の電子音楽に小森俊明のピアノ即興を重ね合わせる合作的な二重作曲法はジョン・ケージ・グループが昔からやっていたことである。パントマムは7月のIの時と同じ。ピアノの序奏、かなり長いパントマイム、次に電子音だがしばらくソロ同士の交換が続く。最後はロックのようなリズムが出て来て休憩。
後半の編成はヴァイオリン、チェロ、バスを含むクラリネット、それにピアノの四重奏で固定されそれで少し音色の変化に乏しくなる。小川類の「Nyra」何げのない普段の映像が出される。ソロの各楽器の回し。ピアノの和音の上のクラリネットの同じリズムの遅いパッセージ。音はオルディナリオだけでそんなに音色的に豊かではないし何時もの内部奏法が使えないピアノのマンネリ化
内田満開のモノオペラ・人身御供だが歌は出てこない事実上の12音の四重奏曲のようだが単なる無調であるらしい。この集団のレベルは40年前よりは少し進化している。素材の展開で古典的な曲の終わり方。第二楽章は調性的雅の表現。クラリネットはスラップの様である。3楽章はピアノのソロパッセージ。無調ではあるが原始主義的なリズムと全楽器による速い跳躍的パッセージ。日本調子の充実。
千原卓也の「蒼冥の扉」はクラリネットが抜けたピアノ三重奏曲。マイコン・アカデミズムを想起させる模範的な構成と旋律、リズム、ハーモニー。ブラームスのような短いモティーフの展開。ピアノのオルディナリオから決して脱出できないかわいそうな不自由さ。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲