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一高Blog「ヴェリズモ・オペラ」&女子大生の「ぼやき」

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 Webサーフィンをしていると、たまに面白いBlogに行き当たることはあるが、旧一高生の「兵(ツワモノ)」の書いたものは、流石に「辟易する」こと甚だしい。
(別に、批判しているわけではないのだが、「この人たちオペラを普通に愉しむというより、『ほじくり耕す』ことに夢中になっているのだろうな?と思うのだ)
 
ヴェリズモ・オペラ」についての論文調解説のさわり・・・、曰く。
『下層社会を優美な音楽で描くヴェリズモ・オペラは、実際にそれを見て楽しむ観客にとって、一風変わった世界の潤色を伴う、現実逃避的な性格を帯びるようになる。《カヴァレリア》におけるシチリアを原型にするかのように、ヴェリズモ・オペラはよくイタリア南部の貧しい社会や山岳部の生活を舞台にした。それは、観客たちからすると別の世界であり、けっして現実世界のリアリティを伴っているわけではなかった。民俗的なものと交差するこの〈異世界〉性は、容易に〈異国性〉に結びついた。マスカーニがやがて《イリス》を書き、またヴェリズモの影響下にあったプッチーニが《蝶々夫人》や《トゥーランドット》を書くようになるのは偶然ではない。

 ソンゾーニョの規定にあった「イタリア国籍の」という一節は、もちろん統一前にはありえなかった。それゆえ、ヴェリズモ・オペラはイタリアにおける国民音楽運動としても解釈できる。リソルジメントで昂揚したあとの国民国家イタリアにようやく生じた運動。しかしながら、これも第一次大戦後の国家主義へと容易に傾倒した。マスカーニをはじめとするヴェリズモの代表者たちがムッソリーニを崇拝し、ファシスト党へとなびくのは時間の問題であった。そしてヴェリズモ・オペラ自体は、新たに登場した映画という、より〈リアル〉なメディアにあっさり飲み込まれてしまう。』
http://www.asahi-net.or.jp/~ib4s-cyuk/

 方や、女子大生と思しき「ぼやき」のBlogは、『さもあらんかな』と同感する。

『問:ワーグナー・オペラの音楽的特徴を挙げよ。
 答:ライトモチーフの使用
   ゲルマン系の神話・伝統を題材としている
   女性の献身的愛情によって主人公が救われるパターンが多い長い楽劇

《テスト勉強中。》
オペラ史取ってるんだけど、覚えられないね、随筆のタイトル歌劇なのに・・・
 オペラ・セリアの代表的作曲家に、グルックっているんだけど、
『聞いたことない。むほー!』

 どうやらオルフェオとエウリディーチャっていうのを書いたらしい。あと、
オペラ・ブッファのほうの代表的作曲家はもはや聞いたことない人いっぱい。
『ベルゴレージ、バイジェルロ、チマローザ…何書いた人!?』

 オペラ史とかやってると、世界史ちゃんとやっとけばよかったとか思う。
すっごい苦手だったもん。ヴェルディがイタリアオペラの頂点だったのは
リソルジメントと時期が一緒とか言われてもぴんとこない。イタリアの独立
運動らしい。
『リソルジメント。イソジンみたい・・・。リソルジメント。』

 ピアノ オペラ∩声楽曲


日付:2009年11月11日

3件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

Wagnerの空想オペラばっか聴いているとヴェズリモ・オペラが恋しくなりますね。オペラは残念ながら実際に上演を体験しないととっつきにくくて覚えないようです。グルックはどこでも良くやりますね。ヘンデルやハイドンよりも多いです。ベルゴレージ、バイジェルロ、チマローザが学校オペラの上演が多いかな?

世界史そんなに難しいですか?完全に暗記物なので僕は独学しましたよ。先生全く要りませんね。

2009年11月11日 17時41分03秒

Az猫ロメ

ヴェズリモは、私などはDVDで見ただけです。おかげで、公演にまでゆく気がしなくなりました。(どうせ見るなら、「派手」で「頭がカラッポになる」ものの方が良いようです)

 そちらはオペラを総合的に見聞できるようです。しかも、『安くて,Und Jung!』

 「ナンチャッテ女子大生」のほうは、イソジン・リソルジュメントの発想が面白いですね。『ひょっとして薬学部のひとかな?』 こういう「お馬鹿な」調子がこちら(日本)では最近「受けている」ようです。

 「Das Auge hoert mit」の東大学士・修士様たちの音楽談義は堅苦しくて、『君達、そんな調子じゃ、美脚美形 und jungなメッチェンは近づかないよ!』と忠告したくなる。

 中にはKano-noさんのお好きなシュトックハウゼンのものありますね。
http://www.asahi-net.or.jp/~ib4s-cyuk/
(いかにも「ニッポン男児」。『頑張れ、胴長・短足!』)

2009年11月12日 10時20分55秒

Shigeru Kan-no

ヴェズリモはいかにもありそうな事実だけを扱っていますから、筋自体は当たり前で特に面白そうなところはありませんね。で結局何を楽しむかというと最終的に音楽そのものです。マスカーニやレオンカヴァロはその典型ですね。ちょっとヴェルディからプッチーニへの移行期です。ヴェるかんとはドノオペラにも共通です。それがプッチーニになると更に印象派の和声感とオーケストレーションの妙技が加わって何にも替えられない音色になります。

2009年11月12日 17時24分04秒

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