そろりさん
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ベートーベンの弦楽四重奏とか、僕はあんまり知りません。今度図書館で借りて聴いてみようかと思います。
音楽全般、何せ素人の真似事ですから…
若い頃は室内楽とか、ちょっぴりは聴きましたが、良さがわからないからか最近はぜんぜんです…
柳生博は、すばらしい味の世界1977年〜1992年って番組をやってて、けっこう長い間やってました。
そのテーマ音楽が食卓の音楽でした。
古い話でしたか?(笑)
2009年01月22日 11時37分27秒

上辺流雲 様
あ、ご教示ありがとうございます。柳生氏の話、存じませんでした。
ベートーベンも、僭越ながら、ぜひお聞きになられたら、と存じます。中後期の四重奏曲は、やや重く激しいものが多いですが、男っぽい深みが感じられるかと、---
では、今後ともよろしくお願いいたします。
そろり
2009年01月22日 13時28分28秒

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いつもそうかもしれませんが、今日はとりわけ意外性のないことを書くかもしれません。
中期の、激しくまた高貴なラズモフスキー四重奏曲を作曲したのち、ベートーベンは12年たって、やっとまた、この種の曲を作り出しました。それは、ロシアのガリツィン公が、1822年11月にベートーベンに手紙を書いて、「1曲、2曲または3曲のカルテットを作曲していただきたい、その労に対しては、あなたが妥当と考える金額を喜んでお支払いします」という依頼を出したのでした。
ガリツィンという人は、サンクト・ペテルブルグに住んでいて、アマチュアのチェリストであり、ベートーベンの崇拝者でもありました。まあ、文化的にやや田舎の貴族が大作曲家に、お金はいくらでも出すからお願いします---,と頼んだわけで、世慣れた人なら、「うん、じゃぁ、まあ適当に書いてやるか」と、やや軽く依頼者を見て、あまり集中力のない、平凡な曲を作ってお茶を濁すこともできた、という状況だったのではないでしょうか。
私の主観的な印象では、ガリツィンのために作られた3曲、すなわち
Op.127,ホ短調
Op.132,イ短調
Op.130,ロ短調
のうち、127と130は、はっきりいって、あまりよくないのではないか、と感じます。(そのこともあって、後期のベートーベン弦楽四重奏曲では、Op.131, Op.132, そしてなぞめいた名曲、Op.135 は大変な名曲だが、それ以外はどうも---と以前から、そして今でも思っております)。
ひょっとして、田舎のお金持ちのために、軽くつくったので、127や130などは、あまり感心しないのだなぁ、と最近も改めて(聞きなおしてみて)私はかんぐってしまったのでした。(これらの曲、お好きな方、ごめんなさい!!)でもーーーー
Op.132、これはすごい名曲ですね。これは本当に、最高の一つ、男っぽい深く激しい心情が、あらわに表現されていますね。こんな名曲をガリツィンさんにちゃんと送ったというのはすばらしい、これ一つだけでも、後2曲の凡作を償って余りある、と私はつくづく感銘を受けました(改めてーーー若いときから繰り返し聞いてはいたのですがーー)。
こう感じて、私は、ベートーベンという人は、田舎者を馬鹿にして無価値な曲を渡したのではなく、少なくとも1曲は渾身の作を送るという誠意をみせたのでした。(後々の自己の評判を気にして、ということも、勿論あるでしょうが)。
室内楽 作曲家