
椰子の実さん
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
1 |
||||||
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
21 |
22 |
|
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
月別ブログ(日記)一覧
トラックバック
このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=10398

Museカテゴリー
フリーワード検索
組曲「く
るみ割り
人形」第
2曲・・・
Nutcracker Sui・・・(uzuさん)

【再掲】
合唱と吹
奏楽
先ほどの投稿は後で削除します・・・(ブルーベリーさん)

合唱と吹
奏楽
ものすっごく久しぶりの投稿で・・・(ブルーベリーさん)

Ito_orc
さん
ピアノ20年ほど習ってました・・・

ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・

ユウさん
はじめましてユウです。ピアノ・・・

Vox-Lux
結成コン
サート・・
・
このコンサートのメインテーマ・・・(hiroさん)

Vox-Lux
結成コン
サート・・
・
このコンサートのメインテーマ・・・(hiroさん)

シャルル
さんのお
墓参り
令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)

私はテノールですから日常的に高声域(B♭からhighC-D)の訓練に余念がありません。高声の輝かしい響きは常に万人の憧れであり、この達成、維持で世界のテノールは誰もが七転八倒しているのでしょう。ところで最近、高声の出し方のHow To物の本、CDが結構出回っていますが、その多くが、ファルセットと実声の混合とか比率的移行とかを論じていて、それが効果があるかないかは別として、確かにパッサージョを超えての頭声は実声とファルセットの中間的な声質ですが、単に混ざったという表現では分かりにくい。実声とファルセットの各々の声帯の振動の仕方は撮影でも違いがはっきりしているが、この実声とファルセットの混ざる比率の状態という撮影例は見たことがありません。またHigh Cより上の声はまた第二パッサージョがあるというか、通常の頭声とは違い、きわめてファルセットに近いがファルセットではない実感があります。実際、High Fを出すとマティウッティのHigh Fの声質で出るが、これから滑らかに下げて実声域まで降りていきますが、実声とファルセットの間の不連続がなく、その意味でHigh C -F域の声はファルセットではないと確信しています。ところで高声をどこまで高く出すかという論議は多いのですが、それをどれくらいタフに持続するかの論議は意外と聞きません。私の情報不足なのでしょうか?実際、テノールの実力の一つにいかに高声を長く、または繰り返し出すかがありますが、そのHow To物は見たことがありません。もちろん、大声では消耗するので、押さえて出すというのはあります。テノールの曲を一曲を歌うのに要するエネルギーは五線譜上の積分ともいいます。押さえる、押さえないはこの積分域の濃度でしょう。あとは各テノールのもって生まれた声帯形状・筋肉構造で決まるのでしょう。しかし、もうひとつの高声の持続力を左右するものがあります。私は声楽とは別に運動方面ではサイクリストという趣味があります。田舎の緑の風景、川面に沿っての涼風を楽しみながら、ぜいたくにもオペラアリアを暗譜の補強の目的でもやるのですが、そこでひとつの発見。通常では同じそのアリアは2曲連続して歌えない(最高声部がひょろひょろになる)のが、サイクリングしながらの歌では何度でも安定して歌えるのです。そこでその理由を色々考えてみたのですが、(1)心臓の心拍が活発なため通常以上に血液が声帯の筋肉に送り込まれ、疲れに原因の酸素消耗と乳酸増加を解消してしまう、(2)顔に受ける風で声帯から余分な表面水分を奪い、高声が出しやすい、と推測しています。もし(1)ならば本番前に軽いジョギングが心臓活動を高め、同様の効果を期待できるのではと考えています。(2)であれば本番前に扇風機の前で声帯から余分の水分を飛ばすということでしょうが。でも本番では誰もが緊張により唾液分が激減するので逆に本番で声帯が水分不足に陥るリスクはありますが。。。。。この話、信じられる方は是非、一度試してみてください。
テノール・カウンターテナー ピアノ 作曲家 オペラ∩声楽曲