Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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342. 「アトランティスの王」と「ロメオとジュリエット

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」15.06.18
始めケルンの音大で学会があったが、汽車は運休するし皇族の電車は遅れるで出席どころではなかった。そもそもやる気が無いらしく誰も来てなかった。来ゼメの音大オケの予定表を見ると2回の演奏会が組まれ、ベートーヴェンの5番と6番は普通だが、ブルックナーの9番の完成版には斬新さで打たれた。サマーレ・フィリップス・コールズ・マズッカの共同完成版である。楽器編成の原画16、16、12、12、8と言うワーグナーの「リング」から来る編成なのも光った。
Musik in Innenräumen - Workshop Freitag, 09:15 Uhr, Raum 14 (Köln)
そこで音楽図書館で楽譜を眺めていたら最近出版されたべーレンライターのメンデルスゾーンの協奏曲や序曲は交響曲だけは無くてそれぞて初稿があるという事に気が付いた。まず「へブリデン」はローマ版とロンドン版がありそれぞれ2稿ずつに分かれているのはワーグナーの「タンホイザー」の計5稿もあるドレスデン版を思い起こさせる。「静かな海と楽しい航海」も1828年版と1834年版があり、「美しきメルジーネ」も1834年版と1835年版に分かれる。普通の現行版は最終稿版である。更に第5交響曲も2稿に分かれ、ヴィオリン協奏曲も1844年版と1845年版がある。
とにかく楽譜を買いながら夜まで待って、今生きているドイツ人のヤコブ・ウールマンではなくて戦前に殺されたヴィクトル・ウールマンの「アトランティスの王」に急遽演劇を変更していくことにした。このオペラは30年まえにシュトットガルトの音大の公演で舞台上演を見たことがあるが、結局は残らなかった作品として二度と出会わないであろうと思って大した興味も無く過ぎて行った。作曲者は人智学作曲家で後にナチスに捕まりアウシュヴィッツの収容所で殺された一人である。ピアノ・ソナタが良く取り上げられるが、他にオペラは「壊された知性」などがある。
この会場のプロテスタントの三位一体教会は一度来たことがある。ケルン・オペラの公演で「ねじの回転」だったが、当時は大掛かりな舞台装置に隠されてどんな教会かよくわからなかった。昨日は外国の大学による学生オケもコンサートしてて礼拝よりも人が入るので頻繁に演奏会に貸すらしい。運よく脇にトイレもあり聴衆が入り安くなっている。ブリテンのオペラは教会オペラが多いのでそれもあるようだが、今回は指揮科の卒業試験に使っている。お金が十分に無いので演奏会形式だがちょっとした装置なしの演技は付いている。昨シーズンはケルン・オペラでもかかっていたが見逃したので来てみた。弦5部一人ずつでコンバスが4弦、7人のソリスト、フルートオーボエクラリネット、サックス、トランペット打楽器2名、バンジョー、ギター、ハーモ二ウム、ピアノの編成はくルシェネックや、クルト・ヴァイルを思わせる。
ここの。教会は凄く良く声が響き、ケルン・オペラが使いたがったのも良くわかるが、当時は巨大な舞台装置でその利点の大半が失われてしまった。今回は学生の演奏とは言え音響が良くないスターテンハウスの不満を思う存分に解消することができた。とにかくこの曲は30年ぶりに聴くが、ツェムリンスキーやシュレッカー聴いた後の耳には作曲上の未熟さは全く感じなくなってしまった。結局当時の自分の耳は間違っていたことになる。
小太鼓が行進曲のように常になっているが、繰り返しは少なく定常リズムはない。当時下り来る戦争を予期したかのようだ。53分。
暑くて500mlで28セントの安缶ビールを飲み干してしまったので頭が痛い。
Masterprüfung Dirigieren Musiktheater
Freitag, 19:30 Uhr, Trinitatiskirche (Köln)
 
Masterprojekt Yoorina Bae, Klasse Prof. Alexander Rumpf - Dirigieren Musiktheater
Der Kaiser von Atlantis oder die Tod-Verweigerung
Kammeroper in einem Akt von Peter Kein, Musik von Viktor Ullmann
konzertante Aufführung in deutscher Sprache 
mit Gesangssolist*innen der Hochschule für Musik und Tanz Köln und der Oper Köln
Boyan Di, Kaiser Overall
Maximilian Haschemi, Der Lautsprecher
Lucas Singer a.G., der Tod
Martin Koch a.G., Harlekin
Maximilian Fieth, ein Soldat
Svenja Lehmann, Bubikopf, ein Soldat
Rina Hirayama, der Trommler
Ein Instrumentalensemble der Hochschule für Musik und Tanz Köln 
Yoorina Bae, Dirigentin
Eintritt:
frei
Adresse:
Filzengraben 6, 50676 Köln
Termine:
Mi, 27. Juni 2018, 20:00 Uhr, Aula Uni Köln

と言うわけで「ロメオとジュリエット」は90分は遅れて途中から入る。オペラと同じ現代的舞台とコスチューム。Hでいやらしい演技は当時にはなかった。セリフは現代的にかなり書き換えられたらしい。理想と現実の愛のシーン。みんな不自然にならないくらいにマイクを通している。2人のベット・シーンの映画が現実の芝居と並行して流れる。心の中で思っていることが録音で流れる。ジュリエットの立ったままの死亡が象徴的、ナイフもベットも何も出て来ない。ロメオも死ぬ、スリルの無い舞台。役者は素晴らしく演出が大した面白く無い上演だった。休みなしの2時間20分。
342. Romeo und Julia
von William Shakespeare
In der Übersetzung von Gesine Danckwart

Eigentlich war Romeo nur in der Hoffnung zum Maskenball des verfeindeten Capulet-Clans gegangen, seine Angebetete Rosalinde dort zu sehen. Stattdessen begegnet er Julia – Nachname: Capulet –, verliebt sich haltlos, heiratet sie heimlich, ermordet ihren Cousin, geht in die Verbannung, kehrt zurück in seine Heimatstadt Verona, um sich in der Gruft der vermeintlich toten (in Wahrheit jedoch nur betäubten) Geliebten umzubringen. Und Julia folgt ihm in die Unterwelt wie Orpheus der Euridike. »Two star-crossed lovers« … in unausweichlichem Schicksal oder frei und mutvoll handelnd? Zwei jedenfalls, die inmitten einer identitätswütenden Umgebung begreifen, dass man die Welt auch »vom Unterschied aus erfahren kann« (Alain Badiou). Zwei Liebende.

Die junge Regisseurin Pınar Karabulut eröffnete zuletzt die Außenspielstätte am Offenbachplatz mit ihrer Uraufführung von Dirk Lauckes Stück KARNICKEL. Mit dynamischen Inszenierungen, in denen sie klassische wie zeitgenössische Stoffe aus überraschenden Blickwinkeln betrachtet und mit großem szenischen Einfallsreichtum auf die Bühne bringt, hat sie sich innerhalb kurzer Zeit einen Namen in der deutschen Theaterlandschaft gemacht. Mit Shakespeares großer Liebestragödie ROMEO UND JULIA ist erstmals eine Arbeit von Pınar Karabulut im Depot 1 des Schauspiel Köln zu sehen.

Besetzung
Romeo
Thomas Brandt
Julia
Kristin Steffen
Mercutio
Simon Kirsch
Benvolio
Nicolas Lehni
Tybalt
Nikolaus Benda
Paris / Apotheker
Mohamed Achour
Lady Capulet
Yvon Jansen
Escalus / Bruder Lorenzo
Benjamin Höppner
Amme
Sabine Waibel
 
Regie
Pınar Karabulut
Bühne
Bettina Pommer
Kostüme
Teresa Vergho
Musik
Daniel Murena
Licht
Michael Frank
Video
Leon Landsberg
Dramaturgie
Nina Rühmeier

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2018年06月17日

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