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R.シュトラウス:アルプス交響曲 名盤:曲の分割による解析表情とテンポの変化解析、指揮者の解釈 9

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R.シュトラウス:アルプス交響曲 名盤:曲の分割による解析表情とテンポの変化解析、指揮者の解釈 9

6. 6人の指揮者の解釈とその分類、音楽&音の三要素との関係
6人の指揮者につき、解釈の特徴とその内容を以下、3分類した。
分類1. 楽曲の意味・内容、特に状況・情感表現重視の解釈
ムラヴィンスキー、朝比奈
分類2. 楽曲の意味・内容の全般重視(特にアルプスの自然)に他の特徴も加わった解釈
 ケンペ、ぅ謄ーレマン、ゥ蓮璽妊ング
分類3. サウンド重視の解釈
Εラヤン

分類1. 楽曲の意味・内容、特に状況・情感表現重視の解釈(図C)
分類1は、状況・情感表現重視の解釈、まずはムラヴィンスキーをとりあげたい。この演奏は、アルプスを自然そのものではなく、私的な推測ではあるが、自国の政権(政府)をイメージさせる解釈を行っている。
第2に朝比奈。朝比奈は壮大・多様なアルプス登山において、登山者の経験した内容や状況・情感を主体とする解釈によるためである。
ムラヴィンスキー:
アルプスを政権と重ね合わせている点は既に記載したが、当然ではあるが登山者(指揮者)の状況・情感が強く主張するような表現も主体になっており、Y軸位置を決定。X軸は、残念ながら録音状態があまりよくない点より図の位置とした。
朝比奈:
テンポを全体的に遅く、かつ大きく変化させて、その変化はムラヴィンスキーと類似点が多いことは既述した。その意味で登山者の状況・情感を主体とする解釈であり、アルプス登山の経験を深い愛情が感じられる表現で貫いている点においてY軸位置とした。
X軸は、音楽的要素面は流れとその表情が緻密で非常に良いが、サウンド面で非常に健闘しているものの、各パートの主張がやや弱いためか響きの多様性がやや弱く感じられる点を考慮。

分類2. 楽曲の意味・内容の全般重視(特にアルプスの自然)に他の特徴も加わった解釈(図C)
ケンペ、ぅ謄ーレマン、ゥ蓮璽妊ング
上記3人を分類2に入れたが、その内容はかなり異なる。
ケンペ:
4&5項で既述したようにアルプスの多彩な自然に対する表現と登山者の状況・情感表現がバランスよく緻密・完璧に表現され、サウンド面も各パートバランスよく極めて緻密で豊かに響く。その意味で、Y軸的には分類2の上位、X軸的にも上位に位置づけた。
ティーレマン
ティーレマンの解釈は、テンポを比較的大きく変化させて、登山者の状況・情感表現、及びアルプスの多様な自然を強調した表現により、音楽の流れにメリハリをつけた解釈を行っている。特に、アルプスの雄大な自然表現の箇所では一層の力強い頂点と位置付けている。その意味で分類2とした。ただし、解釈が演奏の表現として十分い反映されていない箇所があるため、分類2の中でやや下位に位置づけた。サウンド面でも同様の理由で、ウィーンフィルのふくよかさはあるが、表現面で若干マイナス側に位置づけた。
ハーディング
登山者の状況・情感を重視している点は、ティーレマンと類似しているが、この演奏の場合重要なパートにソリスト的メンバーを起用し、特に重要箇所においてはテンポも一段落として表情の豊かさが一層発揮できている。ソリストの実力を存分に発揮されるような解釈を行ったハーディングの実力も立派といえるであろう。ソリストの実力が加わった解釈という意味で、Y軸位置を決定した。X軸位置もサイトウ・キネンOのサウンドのすばらしさに拍手。ウィーンフィルと同等とした。

分類3.楽曲の意味内容よりもサウンドを重視した解釈(図D)

カラヤン
カラヤンの解釈は、アルプスの威容を誇る自然を表現する箇所は、一層力強く大きく表現、強力な各パート、そのパワーを最大限に発揮させている。一方でその他の箇所はあまり目立たないように、例えば弱く滑らかに美しく、あるいは弱く速いテンポで滑らかに等々、アルプスの威容を誇る自然に焦点を絞った解釈をおこなている。ただし、楽曲の流れとしての要所、例えば第2部の哀歌などはテンポも落として表情豊かに表現している。
全体的には、サウンド美を主体とする解釈で、典型的な分類3の範疇。ただし、カラヤンにしてはめずらしく情感表現を披露している点など、この曲に対する強い思い入れが感じられ、図DのY軸位置も最高値とした。X軸は、弱奏部が弱すぎる側面を考慮した位置づけとした。

7. まとめと感想
ムラヴィンスキーとしては、私的見解かもしれないが意外な既述のように独特の解釈。
この曲は朝比奈の特徴が大いに発揮される相性のいい曲であろう。朝比奈の勇壮にして思い入れたっぷりの愛情こもった演奏。
ケンペの自然と情感がつりあって、かつ一貫してベストなパートバランスを維持しながらサウンド面でも見事な演奏。
現役指揮者ティーレマンの楽曲の意図やその流れを強調するようにテンポを大きく変化させつつ、楽曲内容と情感重視の解釈による演奏。
ソリストと生かしながら、全体的な解釈もまとまった見事な表現、そして私的には大いに感動した演奏。
カラヤンの得意なレパートリーのひとつ。カラヤンらしさに加えて解釈面で今一段の深化が認められる内容の演奏。
6人の中でも最も印象に残ったのが、ハーディング。演奏当時若干37歳、ソリスト的奏者の存在あり、と言っても全体的には寄せ集めのメンバーによるオーケストラ。これだけ感動的な演奏を行い得ったこと、個人的には実に優れた能力を有する指揮者ではと思われる。現在指揮活動は休止中で、パイロットを目指しているとのこと、惜しい人材を逃してしまっているのではないか?復帰のうわさも?

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 交響曲 指揮者


日付:2022年06月07日

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