Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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K-447. 文京区民オーケストラ第34回定期演奏会。2023年11月19日東京芸術劇場

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松下功の「天空の祈り」は3.11に関係してても今ではそれには関係なく絶対的音楽として聴かれる。西村朗と同様最近亡くなった作曲家。意外とこの戦後世代も長生きしない日本の現代音楽界の現実がそこにある。作風は40年前のISCMとそんなに変わってないのは西村朗と同じである。日本の武満徹と同じく水っぽい音楽ではあるが、松村貞三にあるようなオスティナートが出没する。これを禁止されている「芸大アカデミズム」と言ったら批判を受けるかもしれないが残念ながらそういう表現以外は見つからない。西村朗と同様にその作品一つ一つについて天才的な閃きが出てくるわけではないが、芸大通過生らしく几帳面に縦の音をそれらしく組み合わせるのは円熟している。それでもあまりにも先達を偶像化する余り、オスティナートが確かに難しい音の構造の理解を助けるのは良いが、それが同時に音楽の内容の価値を高めているとは言えないのが現実である。トランペット3と打楽器4の2管編成。14分。

2曲目の指揮者の田村文夫の「文響10段」はその追悼みたいなものと文教市民オ−ケストラ創立30周年を記念して書かれたものだが、ここの同じくそれらを偶像化して踏襲してる。管弦楽の荒々しさはかつて三善晃が影響を受けたバルトークを思わせるものもあるが、最初管楽器の音が不安定なので微分音を目指しているのなら面白かったがそうはならなかった。やはりここでも特殊奏法をあまり使わない芸大アカデミズムが顔を出していて前者と同じ世界が繰り広げられていた。第九のようにユニゾンを今更多用するのも珍しい時代になった。リムスキー・コルサコフ風の木管の絡み合いがあったがやはりここでも弦や打楽器のオスティナートが大きなウエイトを占める。3管編成で12分。

終わりのサン・サーンスの3番は何しろオケの精密なテクニックと美しい合奏力がないと成り立たない楽曲。アマチュアには特に綿密な精度が求められる。オルガンの性能が特に素晴らしく毎日公開で使えないのがとても残念だ。ホルンはプロの指導が入っていないのがわかるので残念だ。終わりはテンポがだれてきたがこうあるべきと書かれたフランスアカデミズムの音楽が芸大に対応していた。

アンコールはオルガンの独奏でヴィドールの交響曲のような音楽。次は管弦楽で声を出す「合唱」をしたのち外山雄三の「ラプソディー」のような松下功の「とうりゃんせ」の音楽。

とにかく予算的にも人材的にもとても恵まれたオケである。帰りは外で豊島高校の吹奏楽をやっていたが同じアマでも確実に精度が上がっていた。

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2023年11月19日

1件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

小原 なお美

日本に帰国していたのですね。今回はどのくらい滞在されるのでしょうか?

2023年11月19日 21時52分09秒

1件のコメント

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