yocさん
月別ブログ(日記)一覧
1件のコメント
1
このブログ(日記)へのコメント
長沢勝俊の名前もほとんど知らないですね。ここにある音友の名曲大事典にも代表作は「人形風土記」ぐらいしか出てないですね。僕が本格的に興味を持つには時間がかかるかも?
2007年04月02日 06時07分12秒

1件のコメント
1
トラックバック
このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=2971

Museカテゴリー
フリーワード検索
ベートー
ヴェンま
いり
オペラでお馴染みリヒャルト・・・・(星のジュウザさん)

ストリー
トピアノ
屋外に置かれるストリートピア・・・(星のジュウザさん)

K-459,
コンポー
ジアム・・
・
K-459, コンポージアム・・・(Shigeru Kan-noさん)

Ito_orc
さん
ピアノ20年ほど習ってました・・・

ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・

ユウさん
はじめましてユウです。ピアノ・・・

シャルル
さんのお
墓参り
令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)

コミュ足
跡帳
コミュの参加者の方だけでなく・・・(歌の翼さん)

Vox-Lux
結成コン
サート・・
・
このコンサートのメインテーマ・・・(hiroさん)

長沢勝俊は1923年に東京で生まれた。日本大学芸術学部で学び、人形劇団「プーク」に入団し、人形劇のための音楽を作曲しながら、清瀬保二に師事した。また1964年に結成された「日本音楽集団」のために多くの作品を書いた。このアルバムには、長沢勝俊が日本音楽集団のために書いた2つの曲が収められている。
組曲「人形風土記」は1966年に作曲された曲で、長沢勝俊の初期の代表作といえる作品だ。日本各地の郷土人形をテーマに作曲されており、構成する6つの曲はそれぞれ「ニポポ」「こけし」「のろま人形」「流しびな」「きじうま」「木うそ」と表題がついている。いずれもたいへん素朴な曲で、まさにその素朴さが特徴となり、時の中で育まれた伝統的な温かさを感じさせる。使われている邦楽器は曲によって異なるが、篠笛、尺八、琵琶、三絃、箏、太棹三絃、十七絃、そして打楽器だ。
「子供のための組曲」は、日本音楽集団の旗揚げ公演で初演され、長沢勝俊と日本音楽集団の代表的な曲となっている作品だ。冒頭の第1楽章「Vivace」のメロディーはダイナミックで印象的であり、一気に心を引き込まれる。第2楽章「Andante cantabile」は尺八だ。尺八というのは、恒久の時を思わせる音がする。第3楽章「Scherzando」は邦楽器の合奏で演奏される。リズミカルで明るく、ユーモラスな曲だ。第4楽章「Larghetto」は、ゆったりとした雰囲気で終章前の落ち着きをみせる。そして最後の第5楽章「Allegro vivace」は和太鼓で始まり、そして三絃が加わって次第に合奏が大きくなる。伝統的な日本民謡を意識させる曲だ。
録音は1970年、川口市民会館で行われた。もともとの録音ソースのクオリティが良くないことと、曲に音の疎な部分が多いことで、かなり磁気テープのヒスノイズが耳につく。イヤフォンで聴くときは少々気になる。しかしこのような録音をCD化する意欲的な企画に感謝したい。TOWER RECORSと株式会社BMGファンハウスによる「TOWER RECORDS RCA Presious Selection 1000」と題されたシリーズのNo.25で、1,050円という廉価で販売されたものだ。(20070223/yoc/カルト・ミュージック・コレクション)
現代音楽