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今日はベートーヴェンのピアノ三重奏曲第2番の初練習だった。ヴァイオリンのMさんは、私が一緒に弾いたことのあるヴァイオリニストの中でもっとも美音だ。音楽大学に行っている息子も、Mさんほどゴージャスな音色の持ち主は大学にはいない、と断言する。
今日は試し弾きしてもらおうと思い、白木のヴァイオリンを持って行ったら、練習のほとんどをこの楽器で弾いてくれた。軽量化に努めた甲斐あって、持ちやすく弾きやすいと言ってもらえた。
このトリオは良い曲だと三人でほめてから練習を始める。彼女はあまり初見が効かないだけにきちんと隅々まで練習してある。カミさんのピアノも、なにしろ、ツェルニー50番の練習曲風のピアノパートなだけに、しっかりさらっていた。私が一番練習していなかったが、それはチェロパートが易しいからだ。
一度全楽章通して弾いたが、ほとんど止まることもなく通る。一回目から異様に真剣な演奏となった。この三人ではずいぶんたくさんベートーヴェンのトリオを弾いてきたから、パート譜からでも曲全体の作りが見通せるのだ。特に素晴らしい2楽章ではヴァイオリンの美声がすばらしかった。
明らかに、いつもの彼女の楽器と違う音がする。低音がいつもより野太い。そのぶん高音が弱く感じる。白木だと高周波が消えやすい傾向があるし、駒が厚い影響もあるかもしれない。魂柱も調整の余地はだいぶあるだろう。
それにしても、音色を合わせやすいこと!自分が作ったチェロを自分で弾きつつ、自作のヴァイオリンと合わせるのは息子たちと何度もやってきたが、他人様に弾いてもらっても、同じように合うのは不思議な感覚だった。
その辺のアマチュアが弾いている100-200万円くらいのヴァイオリンよりずっと良いとのありがたいお言葉だった。ニスを塗り終わったらしばらく弾いて躾をしてくれそうな感触だった。うれしい。
ネックの感触をチェックしてもらったら、実に的確なアドヴァイスをもらった。早速いま、アドヴァイス通りに削ったところだ。彼女はふんわり柔らかく楽器を持つ人だけに、ネックの形のイメージは非常に厳密なのだ。
明日は東京からTさんが来てくれる。フォーレのピアノトリオの練習だ。年末に弾いてくれたOさん、今日弾いてくれたMさんと、明日のTさんが、私の周囲にいる傑出した3人だ。明日弾いてもらったらいよいよ指板を外し、ニスを塗り始めることにしよう。
チェロ ヴァイオリン(バイオリン) 室内楽