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少し歯がゆくて、恥ずべきようなお話をしよう…。
最近、音楽を聴こうと思うよりも、静かに読書に没頭したいと思うことがある。
そうは言っても、今の私に与えられた自由な時間の中では、音楽を聴いている時間がやはり一番長い。
ところで、“Muse”とは、ギリシャ神話に登場する女神たちのことらしい。
ギリシャ神話なんて私はよく知らないけれど、神話とはもともと語られるべきものであって、書物ではない。
でも、音楽を司る神がアポローンであることぐらいは私も知っていて、
エロースの悪戯を契機として、アポローンが月桂樹の葉を授かった物語も知っている。
きっと人は、あまり多くを語らないだろうけれど、
官能的な音楽というものはある。あるいは、音楽が官能的であるとも。
私にとって音楽とは、嗜好でもあり、栄養ドリンクみたいなものでもあるけれど、
ドリンク剤の成分をいちいち確認して、その効能のすべてまでも知ろうと思うのは、ある種の病とか依存症とも言えるのかもしれない。
先日、台風が近づいた夜に、都響の定期演奏会を聴きに行った。
庄司紗矢香をソリストに迎えたシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第一番は本当に素晴らしく、私は生理的に反応をしていた。
背中に大きなリボンをつけたような鮮やかな青の可愛らしいドレスを身に纏い、堂々と凛々しく演奏する彼女の姿は、遠目にも可憐で美しいと思えた。
いやむしろ完璧だったのは、大野和士のプログラム全曲に渡っての奇をてらわないコントロールであったと言う人もあるかもしれない。
けれども私は、大編成のオーケストラと見事に調和しながらも、決して陰には入り込まないヴァイオリンの音色に、欲情すら覚えた。
そもそも曲調にそのような味わいがあるということではなく、庄司紗矢香は終始リラックスと高まる緊張を見事に使い分けていて、カデンツァに至ってもまったく力んだところもなく、
男性的で硬質なエロチックでもなく、どこまでも柔和なものだった。
後に残ったのは、抑え切れない束の間の興奮と、ひたひたと満たされて持続していく穏やかな幸福感、
そして鳴り止まない拍手だった。
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽