チェロきちさん
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オケのリハーサルで笛吹き青年と再会した。
休憩時間に話す機会があったら、土曜日のライブ、よかったよ、と言おうというぐらいに思っていた。そしたら彼は、休憩時間に入るや否や、チェロ・セクションまで飛んできて、ライブに来てくれて本当にありがとう、とやっぱり少し赤くなりながら話し始めた。
こちらこそ、素敵なライブに呼んでくれてありがとう、とてもいい演奏だったと思う、と応える。とても楽しかったし、音楽に浸って zone out できたのが自分でも嬉しい驚きだったわ。
そう話すと、笛吹き青年は、ふむ、と一瞬間をおいた後、具体的に自分の音楽が私にどんな感じを与えたか、もっと聞たい、と言う。自分の作曲した音楽を自分のクォルテットで奏でた結果が、相手の心にどう響いたかが重要なのだ、と。その熱意に負ける形で、私もそうねぇ・・・と言葉を探す。
ジャズってほとんど知らないから、自分には楽しめない分野なのかと思っていたの、と前置きする。実際にあなたのクォルテットの演奏を聴くまでは。でも実は、本当に自由で楽しくて音楽家同士の舞台上での目配せややりとりまで間近に感じられて、言葉では上手くいえないけど本当に楽しかったの。クラシック音楽にはない即興性も、即興ゆえに存在する音楽家同士のやり取りも、うらやましい感じだった。それに・・・私は言葉を選ぶ。それにね、あなたたちの音楽を聴いているうちに、何かふっと zone out できたのが久しぶりだったな。そう応える。
そうか・・・笛吹き青年はしばし考えた後、ねぇ、zone out できたって正確にはどういうこと?いい意味で?と気にして問う。僕はあの日、心を込めて、誠心誠意、あの音楽を奏でたんだ、と懸命に真剣なまなざしで言う。
おぉ、そんな仔犬みたいな目で訴えないでちょうだいな。おねぃさんはもちろん真摯に聴いてたわよ。でも感じたことを理論的に英語に置き換えて表現することにまだあなた(=英語ネイティブ・ユーザー)ほど慣れていないのだよ・・・そんな風に思いながら、こっちもつい真剣に答える。
もちろんいい意味で、よ、と。言葉だとどう言えばいいのかわからないけど、とにかくあなたの音楽が流れている間、あの空間に身を置いて、ずっとあの音楽に身を任せているのが心地よかったって感じかな。
笛吹き青年は、私が懸命に言葉をつなぐの間、私を無言で見つめて真剣に耳を傾けていた。そして私がセンテンスを終えた後も、細かく頷きながら納得したような納得しなかったような顔をして私のことを見つめていた。長い時間に思えた。私は何か間違ったことを言ったのかな、と不安になってくる頃に、彼はにっこり笑った。そうか、よかった!と。それが君が正直に感じたことならよかった、そして君が楽しかったと言ってくれてとても嬉しい、と。そしてこう結んだ。僕の音楽は僕そのものだから、と。
どうやら、音楽に関する議論が好きらしい。根っから真面目な態度で音楽と向かい合う音楽家らしい。好感が持てる程度にアグレッシブで、好感を失わないで済む程度に礼儀正しい。
偉いね、本当に。
おねぃさんは感心しました。
チェロ ピアノ 室内楽 協奏曲 交響曲