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休日はちょっと大掛かりな作業ができます。
今日は響板の寸法合わせ。
響板は無垢材なのに厚さが3mmほどしかなく、柾目のスプルース材、100mmぐらいのものを3枚貼り合わせて300mmの幅に仕上げてある。とにかく割れやすいと説明書にある。たった3mmの厚みで無垢材が張り合わされているって、きっと割り箸より簡単に割れるに違いないこの板。これを寸法合わせのためにノコギリで切ったりカンナで削ったりサンドペーパーで磨いたりする訳ですが、一瞬の気の緩みが「パリン」てことになりかねない訳で、とにかく気を使います。
寸法が湿度によって3mmも変わってくるということですが、ここ一週間ほど、除湿器で湿度を約50%に保った室内でほぼ寸法が安定していることを確認したので、いざ、加工。薄い板なので作業そのものはそんなに力もいらず、楽な方。ノコギリでのこり1mmぐらいの寸法に切ってから、最後はカンナとサンドペーパー、細かいところは板金用のヤスリで仕上げて完成。とりあえずケースにおさめてみて記念撮影。
寸法合わせが終わったら、裏面を#600のサンドペーパーで磨いて忘れないうちに裏側のリブの接着して今日の作業は一段落とします。リブの接着が乾くまでの間に寸法が狂わないことを祈る。
古楽 チェンバロ