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ベートーベンと古典音律の組み合わせで再発見したこと

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ベートーベン No.8 Op.13「悲愴」第1楽章と中全音律
https://www.youtube.com/watch?v=TvVsWMEKbrY&t=2914...
 
これがまぁひどい響きになるんだ。不協和音に特色のある曲で、各要所で印象的な不協和音が出てくるが、これがラモーの中全音律との組み合わせでは壊滅的としか表現しようのない響きになりがちだ。一方、キルンベルガー第2だとかなりましな響きになる。これをもって「ベートーベンはたぶん、キルンベルガー音律を使っていたのだ。キルンベルガーの本を教材に使っていたという史実もあるし」という事もできる。
 
が、何度も聞き返すうち、あれ、これはもしかして、意図的に中全音律の中でも特にひどい響きになる不協和音を選んで曲の中で使ったのではないか? という考えに至った。それはそれで、有りそうな話なのだ。
 
ベートーベンはハイドンの弟子だったが、ハイドンに対して「確かにあなたの弟子だったが、あなたから学んだ事は何も無い」などと言ったと言われている。ハイドンは完全に中全音律の音楽世界で活躍した人なので、その人の弟子でありながら、中全音律が不得意とする不協和音、そのなかでもとびきりひどい響きのする不協和音を選んで楽曲の中で使ったとなれば、これは、なかなかロックな話なのである。
 
同時に、中全音律でも意外とうまくはまる部分もあり、ベートーベンが完全には中全音律のお約束から脱却できていなかった様子も見てとれる。古典音律を通して見えてくるベートーベン像は、平均律のそれとは少なからず違ったものになるのである。
 
==================
古典音律と、実際の楽曲との組み合わせで気が付いたことについて、ネタ帳的に書き留める事はして行こうと思う。で、一時期はこのネタを動画にして小ネタとしてYoutubeにUPしようかとも思ったんだが、音楽は音楽として聴けばいい話であって、それを素人が解説するなんて野暮だな、と思って、そこまではしないことにした。解説なんかされなくても、気が付く人は気が付くだろうし、気が付かない人は別にそれで何もこまらないんだからさ。
 
自分が何でそこを深掘りしているかといえば、それをしないと気持ち悪いから、それをせずにいられないから、という話でしか無くて、そんなの赤の他人から見ればどうでもいい話だ。
 
 

 古楽 ピアノ


日付:2019年07月20日

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