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Youtubeにショパン Op. 68(遺作) マズルカ 第46番〜第49番をUPしました。
https://www.youtube.com/watch?v=lLn8hbpUzZ0
ショパンのマズルカは他にもありますが、ネタ元のmidi録音がここまでなので、現状はここまでとします。
最後の第49番は、絶筆とされているショパン最後の曲で、もはやピアノを演奏することもできない状態で作曲され、そして最後までこの曲をショパンがピアノで演奏することは無かったと伝えられています。
頭の中で音楽を響かせて作曲した訳ですから、特定の音律に縛られる状態ではなかった訳です。そんな曲に、各種の古典音律を合わせてみて、いくつか気が付く事が有ります。
・キルンベルガー第1、第2との組み合わせは具合が悪い。第3もイマイチのような気がする。
つまり、ショパンの頭の中で鳴っているピアノの音律は、キルンベルガーではなかったようだ、という事が解ります。一方、晩年に作曲し、生前に発表した作品にはキルンベルガーとうまく合う曲も多いのです。これはどういう訳でしょうね。
・改良中全音律との組み合わせが良好。
シュニットガー、ラモー、バッハなどとの組み合わせでどれがBestかと言われると、どれも一長一短ありますが、総じて具合は良いです。改良中全音律のお約束を、きちんとまもった作曲がなされているんですね。
・平均律は?
ふだん平均律の響きに慣れているので、これといって問題が無いような気もしますが、改良中全音律に耳が慣れた後で聴くと、和音の響きがややノイジーに感じられます。平均律では、和音を美しく響かせることの難易度が高くなってしまうのです。
古楽 ピアノ