聖者ぼんちリンポチェさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

Museでクラシック音楽を通じて素敵な出会いを

Password


次回から自動的にログインする。

聖者ぼんちリンポチェさん

聖者ぼんちリンポチェさんのプロフィール

« 200603月 »

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

月別ブログ(日記)一覧

妹の生き方が許せない

前の日記(ブログ)                         次の日記(ブログ)

腹違いながら一応妹なるものを所持しています。(笑)
うちの親父は稀有な人間ですよ。
一人っ子を二人も製造したのだから。(笑)
妹と私は9つ違いで、同じ屋根の下で暮らしたことは、
これまで一度もありませんでした。
親父とその嫁さん、そして妹は芦屋の山奥に住んでいますが、
私は祖母と大阪市の真ん中で暮らしてます。
これは単に、親父と私の住居の好みの違い。
親父は自然のある静かなところが好きらしいんですが、
私は都会でなきゃいや、というタイプ。
祖母も私と同じ好みなので、一緒に住んでます。

さて、この妹なんですが、
要領が良いというかいい加減というか、
悪い意味でも「お嬢様」に育てられてるんですな。
学業にしてもそんな感じで、
入試の模試などをやらせると、つまり範囲が限定されてないと
成績は悪く、通常の期末や中間という試験は、
範囲がわかっているので一夜漬けで良い成績をとると。
基本的に「勉強」も「学問」も嫌いみたいです。

これが中学卒業くらいのときに、
宝塚音楽学校を受けると言い出して、
少しレッスンしたことがあります。
まあ、我が妹にして我が親父の娘とも思えないくらい
音痴なのですけど、これは母親が悪い。
母親そのものが音痴のフィリピン人、妹が赤子の頃、
まだろくにわかりもしない日本語でデタラメな子守唄を
歌って聞かせたために娘も音感がボロボロに・・・。

で、受けて一次で落ちたと。
ところが、来年も受ける気はない、と言い出すんですな。
それで何を言い出したかというと、
パイロットになりたいと。
まあ親父もパイロットの端くれではあるので、
私にその夢を継いで欲しかったみたいだけれど、
生憎私は乗り物の操縦はからきしダメ。
そんなわけで妹が、と思いきや
ある時、パイロットの勉強教材を見たらしく、
「こんなに勉強しなきゃいけないの、イヤだ」と、
パイロットを諦めてしまい、
いわゆる「夢のない」状態に。

そうこうするうちに、去年の夏になって
「大阪音短大」のミュージカルを受けたい、と言い出し、
また私にレッスンしてくれ、と言い出しました。
ただ、無料でレッスンしろと。
一度は見てあげたけど、断念しました。
「お兄ちゃんに教えてもらってる」という感覚が抜けず、
およそ上達の望めそうな状態でもなく、
本人にどう考えてもガッツが感じられない。
そこで、レッスンするなら有料にする、と通告したところ、
喧嘩になってしまい、泣き出す始末。

結局私が教えないままに音大の夏期講座を受けに行き、
あんなひどい歌でも大丈夫、と太鼓判押されて、
受けるのかと思いきやいつの間にか今度は
海上自衛隊入隊の話が持ち上がっていると。
パイロットへの近道のひとつとしてその話に乗ったため、
音大受験は沙汰止み。
これは、パイロットが難しいために捻り出した道が
ミュージカルの道だったらしいからと。

しかしその自衛隊試験も、身体検査をボイコットして
これまた沙汰止み。
というのは、現在通学している甲南女子から
甲南女子大ではなく、甲南大に推薦してもらえる、
ということになったため。
推薦してもらえたのは、「中間・期末」に強かったため。
その道をとったのは2年、乃至4年出ておけば、
航空会社自社養成のパイロットに入れる可能性があるから。

しかしその入学金に高校最後の授業料の支払いで、
伯父や祖母に大きな迷惑をかけました。
だって、電気代も払えないで、電気やガスが止まるかも、
という家計状態のくせに、私立大に入れようってんですから。
しかし今また、パイロットになりたいと言ったのは、
お金が欲しかったから、というあまり純粋でない理由だった、
というような気味の悪い話がチラホラあるようですが・・。

それでですな、私がこの生き方に対して
「許せない」というのはなぜか。
それは「逃げ道をいつも作っている」ことなんです。
私は常に「退路を断つ」生き方をしてきました。
例えば大学ですが、入った高校の都合で
音大を受けさせてさえもらえなかったわけですけど、
芦屋大学の英文科にいながら英語の勉強より
オペラの場数を増やすことに専念し、
もちろん教職などもとらず、
音楽家になるしかしょうがない生き方を選択していたと。
私は小4の頃から音楽家になると決めてましたから、
音楽以外のことを切り捨てるのに躊躇はありませんでした。

もっとも、音大に行かせてもらえなかったため、
音楽、特に音楽教育の世界においての私の経歴は、
音大卒の人間に比べて圧倒的に不利です。
演奏家の間でさえ、批判の対象にもなっていることがあると。
こんな不利益を受けつつも常に退路を断ち続けて
活動している、というのが私なのです。
明らかに何らかのトラウマを生んでいると思います。

ところが、たとえ短大のミュージカルとはいえ、
私の行かせてもらえなかった音大に、
いい加減な選択理由で入りたい?教えてくれ?
それなら決死の覚悟でやれ!
いい加減なことをするのなら私に教えを請うな!
そしてその後もフラフラと模索・・・とも言えないな。

生き方を模索するならもっと真剣にやってほしいです。
これは銭金の問題ではまったくないです。
結果食えなくて親を頼ったって良いけど、
自分の天命は何か、天職は何か、
それについては妥協は排して求め続けてほしいもんですね。
これが私にとって許せない、
「妹の生き方」なんです。

 テノール・カウンターテナー 指揮者 オペラ∩声楽曲 古楽


日付:2006年03月23日

トラックバック

このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=419


登録して素敵な出会いを見つけよう!

Museカテゴリー

フリーワード検索

新規ブログ(日記)

ストラヴ
ィンスキ
ー:《春
の祭・・・

クリーヴランド管弦楽団指揮:・・・(星のジュウザさん)


ハイドン
:トラン
ペット協
奏曲

アンドレにムーティ。豪華な組・・・(星のジュウザさん)


この数年
で…

コロナになってから、オペラや・・・(Mariaさん)


新規会員

みかんさ

こんにちは。周りにクラシック・・・


平行五度
好きさん

合唱経験:高校から足掛け10・・・


みささん
音大卒(声楽専攻)です。現在・・・


公開マイスペース

足跡長
こんにちは。周りにクラシック・・・(みかんさん)


Kansai B
aroque

先日参加していましたKANS・・・(Chorus!!コーラス!!がっしょうさん)


シャルル
さんのお
墓参り

 令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)