XP太郎さん
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パヴァロッティのハイCが有名ですね。彼は最高ハイFまで出したことがあるようです。なぜ高い音が感動しますかというとそこに全曲のクライマックスを持ってくるからです。
大人が《ヴォツェック》や《ルル》に感動しないかというと、もうそれに対する抵抗ができているからです。家みたいに子供に聴かせてごらんなさい。感動するかどうかわかりませんが、最初のオペラだとしてもすんなり受け入れます。そんな最初に聴くべきオペラなどないのです。
2009年10月24日 21時18分04秒
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HiCの楽しめるオペラにはどんなものがあるか、ということを調べていたら、『オペラで“ハイC”といえば、ソプラノやメゾの音ではなく、ピアノの音でももちろんなく、テノールの音を指します。テノールの“ハイC”とは、通常、高音の限界、特別意味のある音なのです。』と書いている通人がいた。
要は、楽譜上の発声音というより、聞き手に感動を与える高音の歌唱法ということで、「そうか」と納得した。面白いのは、この人「最初に聴いてはいけないオペラ」なるコメントを書いていることである。
『人によって好みは違うので“聴いてはいけない”というよりも“避けた方がいい”という方が適切だと思いますが、オススメとはいえないものがあります。
有名ではあるけれど、ワーグナーやR.シュトラウスの作品群がそうです。目立ったメロディーがなく、ダラダラと全編語り(レチタティーヴォ)のようなものです。アリアを期待するような聴き方は通用しません。
「ココゾ」という聴きどころが全くないのかといえば、あることはあるのですが、その部分がやってくるまで初心者は苦行のような時間を過ごすこととなり、飽ききてしまいそうです。最初はヤメておくべきでしょう。
これからオペラに親しもうと考えている方で、最初から映像も観ずに、対訳を見ながら《ニーベルングの指環》を聴こうなんて、ほとんど変人の行為です。もし、やった方がいたらメールください。
しかし、それでも聴きたいという方にはワーグナーだったら《ローエングリン》、R.シュトラウスだったら《ばらの騎士》あたりでしょうか?オススメは。
R.シュトラウスやプッチーニの黄金時代以降の近代作品もオススメではありません。旋律の美しさを否定しているような作品が多いので手を出さぬべきです。物語も複雑でわかりにくく、陰湿な傾向があり、リアルな悲劇という感じ。ロマンチックにオペラの後は食事なんて雰囲気にはなりそうもありません。
もし、「《ヴォツェック》や《ルル》を一番最初に聴いて、大感動だったゾ!」なんて方がいらっしゃいましたら、やっぱりメールください。』
http://www.geocities.jp/opera_pera_pera/opera-firs...
賛否両論であろうが、素人の愛好家である私などは「もっともですな」という肯定的感想を抱いてしまう。最初に聞いて・観たのが『フィガロの結婚』だったのは幸いであった。
モーツァルトはオペラを書く以前に既に「作曲家」であったと書いているが、これも意外や卓見!
ワーグナーは長大な作品で自己顕示家、プッチーニは適度の長さの作品を提供する伝統的イタリア・オペラのプロとも書いている。これも納得ですね。
作曲家 チェロ