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楽譜の選択・原典版の価値とは?

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「使用する楽譜は原典版以外有り得ない!」力説する音楽家の知人がいます。
確かに「原典版」という位だから作曲家の書いた音が「恐らく」忠実に表されているのでありましょう。
でも、この点、かなり怪しいかな?とも思います。楽譜によっては「原典版」と銘打たれていても、校訂者の加筆が施されているらしき形跡が残るものもあるし、単に「原典版」というだけで万事安心と考えるのは意外に安直な気もします。
しかも、結局誰かしらが弾いた「演奏」は原典版であろうとなかろうと「その人の味付けがされたもの」になる訳で、多少アーティキュレーションが違ったり、あったりなかったり、という違いからくる「演奏方法の違い」に繋がったとしても、それが聴衆にとってみれば、はっきり言って「いい演奏ならどっちでも!」という意見が聞こえてきそうな気がします。
一部の音楽学者や評論化が繭を顰めて「この楽譜は云々」と講釈をたれたがるかもしれないのはさておき、
わたくしはそんなにまで、楽譜の出典に目くじらたてなくてもいいかなーって思います。
ただ声楽の、特にオペラの楽譜などの場合は、少々事情も違うでしょう。ドイツ物の作品なのにイタリアの出版社が出していたりすると、いろいろ不都合があったりするみたいです。
また複数で演奏する室内楽なら、メンバーの楽譜がまちまちでは絶対困るとは思います。

前述の意見は主に「独奏曲」の場合での話しです。

 作曲家 オペラ∩声楽曲 ピアノ 金管楽器 ホルン


日付:2006年08月16日

1件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

演奏の楽譜は普通原典版を使用します。詳しく言うとその作曲者が書いた最終稿を意味します。その外、初稿や異稿等がありますが、ここではのべません。しかしながら自筆稿そのものでは普通は読みにくいし誤りもあったりして実際の演奏には適しません。そこで必要なのが校訂というものでしょう。一応のプラックシスが入っていれば安心して演奏につかえると思います。まあ複数の校訂者や校訂報告があるともっと信用できますが。以上は演奏の場合です。Bruckner等の場合は原典版でもいろいろ違いますので、統一してパート譜も揃えます。

それに対して作曲家はアナリーゼなどに使うのが多いので用途がちょっと違います。和音の機能や形式などがほぼ同じ場合、それ以外の装飾音やメロデイーなどの即興的な変化は余り重要ではないので興味は持ちませんね。たとえばWebernのOp.6等がそうです。4管編成であろうと2管編成であろうと曲そのものは同じです。

2006年08月16日 16時39分41秒

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