Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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297. ギュルツニッヒ、チン、ブリテン、ラヴェル、ドビッシー、5月9日

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297. ギュルツニッヒ、チン、ブリテン、ラヴェル、ドビッシー、5月9日

解説は何時ものように1時間前から始まるが、今日は何時もの話したがる指揮者が出て来ない。10分待ったが来ないのでドラマトウロギーであろう、バーバラ・エックレと言う凄く綺麗なお姉ちゃんが一人で解説し始めた。

「海」がテーマらしい。ブリテンはドラマのコメントとして、チンはシレーヌが海の怪物として、ラヴェルは海原の小舟、ドビッシーは海そのもの。

ブリテンの「日曜日の朝」で音を聴いてみる。田園的か?そいうでもありそうでもない!寒いと言う。そうでもありそうでもない!3曲目は何が起こったが?何も起こっていない?僕はうねりを感じる。次にドビッシーの第一楽章の終わりの「日の出」と東洋の琴の音楽を聴いてみる。日本の音楽かと思ったが中国の琴の音楽らしい。凄く似すぎている。グリッサンドやポルタメントは東洋の手法。ここにペンタトニックがあるらしい。分析したことないからちょっと意外。更にシンバル、ゴング、タムタムは中国の楽器。これらの楽器はドビッシーがパリの万国博覧会で仕入れて来たものらしいが、最も強く影響を受けたのがガムランらしい。

チンの曲にもガメラン風な箇所があるらしい。しかし分析的ではないのでどうでも解釈できる曖昧な解説に終始してしまう。ジャズのコンバスのピチカートがあり、ピアノの内部奏法あり、ドビッシーの夜想曲みたいに祝典的でもあるそうだ。かなり刺激的なアタックの連続。

本番はTVカメラが入ってみんな燕尾服なのに弦の一人だけただの黒のスーツなのは面白かった。カメラマンの脇に座ったのでヘッドホンから指示がひっきりなしに聴こえる。

最後にコンサート形式で聴いたのは音大オケ。最近「ピーター・グライムス」のピアノスコア全部弾いているので常に新しい発見がある。2管編成なのに何時もよりも固めの16型の弦が出過ぎる。威力あり過ぎて木管とのバランスが良くない。3分30秒。2曲目はホルンが重い。弦は強力なまま。フル―トのオブリガートだけ小さい。鐘が煩すぎないか?その文弦が聴こえない。3分30秒。第3曲は静かな波のうねり。トランペットは3番のソロの時だけピストン使っている。4分16秒。第4曲はトランペットが太くなる。海のハープのグリッサンドは一番後ろなのに大きく派手に鳴る。4分30秒。

チンの歌は楽屋の入り口から歌を暗譜で歌い始める。弦が2人ずつ減って14型。すぐにジャズのピッチカート。速いパッセージと和声感は絶対にリゲティから来てる。2から3管編成で打楽器6.ピアノの内部奏法は欽を落としプレックトルム様ななもので擦りトレモロ。歌とここの楽器とのアタックは「アヴァンチュール」から来てるリゲティ構成法。木管楽器の扱いはリゲティのヴァイオリン協奏曲から来てる。ピアノの増4度のオスティナートはちょっとB・A・ツインマーマンを思い出し、弦のフラジェオレットはベリオか?前回のチェロ協奏曲よりも傑作だとは思えない。17分08秒。

ラベルの「オーシャン」はスコアをいまだに見たことがない意外と地味な編成だが色彩的には凄く豊か。ピアノ曲のほうが好きだ。6分49秒。休みなしにすぐドビッシー。

何時ものように16人のチェロの箇所はカネがもったいないので今回は11人だが頑張って16人前の音を出す。ホルンがぼやけて聴こえる。8分20秒。2楽章は意外と起伏にとんだ解釈。6分45秒。3楽章はコルネットが入って来て4人のバス―ンと共に5人のトランペット族で事実上ベルリオーズのような編成の大きい作品である。最後の弦のトレモロってそんなに潰れるか?トランペットを取ってあるので最終稿だと思われる。7分42秒。

と言うことで最後の曲が終わって今まで沈黙してたやっと指揮者がどういうわけか英語で喋り始める。アンコ―ルでもやるのかと言うとそのようで今日は3つの意味で特別な日だと言う。まずFCケルン(サッカー)勝ったで笑わせ、次にフランスの大統領選挙でマクロンが勝ったで喜び、最後に自分はこのオケで何時も好きな現代音楽を自由にやらせてもらえるで凄く満足してる、と言って今日はアメリカと日本とEUの為にピアノの近くに来てマイクを持って「海」のシャンソンを歌い始める。ヴィブラートは付けないが下手ではない。すぐにオケが入って来るが指揮者がいないのでヴァイオリンの人がやる。自分で編曲したんだかドビッシーの「海」の動機の断片がところどころに入る。それで最後にクライマックスで「海」と全く同じく終わる、何じゃこりゃの作品。電車が出た後だった!1時間待ち!!

菅野茂

09.05.2017 Dienstag 20:00 Uhr
D. Michel-Dansac, Gürzenich-Orchester Köln, F.-X. Roth: Britten, Chin, Debussy, Ravel
Kölner Philharmonie

Donatienne Michel-Dansac Sopran
Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent

Benjamin Britten
Four Sea Interludes op. 33a (1945)
für Orchester. Aus der Oper "Peter Grimes"

Unsuk Chin
Le Silence des Sirènes (2014)
für Sopran und Orchester. Text von James Joyce

Pause

Maurice Ravel
Une barque sur l’océan (1906)
aus den "Miroirs" für Klavier. Fassung für Orchester

Claude Debussy
La Mer L 109 (1903–05)
Drei sinfonische Skizzen für Orchester

Pause gegen 20:40 | Ende gegen 21:45

Das heutige Konzert wird im Rahmen von GO PLUS aufgezeichnet. Der Video- und Audiomitschnitt ist in einigen Wochen auf der Homepage des Gürzenich-Orchesters unter www.guerzenich-orchester.de/go-plus verfügbar.
19:00 Uhr, Empore : Einführung in das Konzert
Eintritt nur mit gültiger Konzertkarte

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2017年05月11日

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