Shigeru Kan-noさん
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Kammermusiksaal, Komponieren in Schnittpunkt der Modern, Dr. Karin Eggers, Prof. Dr. Arnold Jakobshagen, Prof. Martin Zenk, Musikhochschuke Köln
2018年04月16日 04時03分51秒
2018年04月16日 22時39分52秒
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生誕100年を記念して音楽祭を始めケルン音大でも連日いろんなアシンポジウムが開かれているが、土曜日の音楽学者たちを集めた最初の講演はヘアシュピール、日本語でラジオドラマと言うのか、その類だが余り筋らしい筋は無い。「すべては可能」、「すべては許されている」、「開かれた形式」のモットーの元、戦後放送局のスタジオで無数に作られたが、ツィマーマンはそのことに非常に多くかかわっていて、多数の作品を残したことはそんなに知られてはいない。コンサートで何度も再演されるのではなくて放送局のテープだけに保管されていてFM放送でたまに流される電子音楽の類であるからである。
その他の作曲家たちとの違いを示し、その後続にマウリッシオ・カーゲルを置きケルンの作曲科の教育方針の傾向の伝統が引き継がれていることを暗示している。
例えばあるヘアシュピールとバレエ音楽「ロア・ウブ」との関係。引用作曲家の大家で王者らしく、自己の作品の引用も頻繁にありほとんどパロディの領域まで達しているが、後に作られた管弦楽曲の方が洗練されていて優れている。
最後にこのようなツィマーマンの数十曲のヘアシュピールと後の管弦楽曲の引用関係の壮大な相関図を示す。
ヒルガ‐、1996年。
次にB・A・ツィマーマンのフンク・オペラ(放送オペラ)について解説と分析。講演者は事前に彼の超有名な「兵士たち」の講演や論文は無数にあるので控えるように言われたらしい。そういえば知り合いの論文のテーマも「兵士たち」であってこの題材だけは世界中にうんざりするほど無数に出回っているらしい。
このオペラの放送は1か月前にFM放送でやって聴いたが、非常にしゃべったり語る部分が多いように感じたが今回の講義はその音楽部分に焦点を当てたものらしい。
まずいろいろな版を紹介。初演の版は作曲者が自らカットした90分ぐらいの決定稿であったが、最近でもない後で再録音されたのは2時間を超す原典版らしい。オケのパート譜は63部にもなって売れないので出版社ではなくてWDRに保管されており、歌のメロディーはシュプレッヒゲザングになっているなどの違いがあるらしい。
この曲は舞台ではなくて放送を前提として委嘱されたので、後世の作品である「ある若い詩人のレクイエム」と関連して放送オラトリオとして把握すべきかは異論の余地があるようだ。その他にアウト・サクレメンタルと言うジャンルがあるらしくその分類がかなり曖昧である。
アーノルド・ヤコブスハーゲン。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲