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「フォルテピアノ」を習い始めました。
フォルテピアノは、初期のピアノのことで、今のピアノとはちょっと違います。
まず、鍵盤の数が少ないです。鍵盤の幅も狭いです。楽器によってサイズに個体差があるようです。
チェンバロと違って、ちゃんと強弱もつけられるし、今のようなペダルではないけれど、膝で押すペダルもあり、弱音効果を効かせられるボタンのようなものもあります。この弱音のボタンは、楽器によっては膝で押すようになっているものもあるそうです。
音色はどんなものかというと、ちょっとチェンバロっぽい「ポロンポロン」という音なのですが、もっとまろやかで優しい音です。人の声みたいだな、とも思いました。音楽というより、人が話しているように聴こえることがあります。
フォルテピアノは、「弱音」が大事だそうです。いかに美しい弱音を出せるか。弱音を出そうとすると、音じたいが出なかったりするので、なかなか難しいです。
そして、大きい音を出そうと強く打鍵すると、とても汚い音がします。汚いというのは、響きがつぶされたような音です。
現代のピアノもするはずだけど、あまり分からないように工夫されたつくりになっているのだろうと思います。
高音域、中音域、低音域で、キャラクターの異なる音色がします。ちょうど人の声のソプラノ、アルト、テノール、バス、みたいな感じです。
高音域は、あまり強弱の幅をつけられません。ある程度の大きさの音しか出せません。
中音域は、まろやかというか、豊かな音がします。
低音域は、ちょっとびっくりするような大きな音が出せます。たぶん現代のピアノと実際に比較してみるとそんなに大きくないと思いますが、他の音域との格差が大きいので、大きく感じるのかもしれません。
こういう特徴があるので、音楽を作るのは下の方、つまり左手、ということになりそうです。右手で出来ることはとても限られているからです。
右手では、チェンバロのような表現のつけ方になるのかもしれません。つまり、強弱ではなくてタイミングでニュアンスをつける、というか。
感想。とてもとても勉強になると思いました。
まず、響かせるのが大変ということ。常に「自分の出している音はちゃんと響いているか?」気にしながら弾かないといけません。
そして、左手でダイナミクスをつけないといけないです。これは室内楽をやる上で、とても役に立つと思います。
右手は、制限された中で工夫してニュアンスをつけなければなりません。これも、「歌う練習」になると思います。
勉強になる、というだけでなく、弾くこと自体とても楽しかったです。現代のピアノがいかに良く出来ているかも分かりました。いかにピアノの性能自体に助けられているか。
フォルテピアノの先生によると、本当に凄いピアニスト(ホロビッツなど)は、現代のピアノでも、自分が「フォルテピアノで表現したい」と思っていることを実現している、とのこと。
結局「音楽」だからですね。私も、チェンバロだフォルテピアノだ、といろんなことをやっているように見えるかもしれませんが、自分としてはひとつのことをやっているつもりなんです。
ピアノ 室内楽 チェロ