北野坂如水庵さん
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「なぜ音楽家の方だけ無料で?」
そう聞かれることがあります。
そのたびに話していることがあります。
価値基準
例えば、神戸という場所は「日本でのジャズ発祥の地」として、今でもジャズがあちらこちらにあふれています。
ジャズ喫茶、ジャズバー、カフェで流れるジャズ、あちらこちらでイベントとして開催されるジャズの調べ・・・
町中を歩いていると、毎日ジャズの音楽を耳にします。
ただ、これだけ増えると
「え?これでいいの?」
と思うようなものまで溢れてくるようです。
どこか「神戸だからジャズなら許される」的なものが感じられて、そんな音楽が大層な宣伝の結果流れてくると
「なんだかなぁ・・・」
という思いが出てきます。
高いお金を払って聞く音楽までもが「眠気を誘う」ものであれば、それはやっぱり行きすぎなんだろうと思う次第です。
別にジャズを批評したいわけではありません。
わたしがそんなジャズを「わからない」だけかもしれませんから。
ですが、音楽は「万人」に受け入れられるものだと思っています。
だからそんな「通にしかわからない」的な音楽なら、「万人」のために披露する場でやるべきじゃないだろう・・・
そう思ったりするわけです。
それはさて置き・・・
あちこちで時々見かけるクラシックの催し的な演奏会があります。
そんな演奏会を聴いていると、目が覚めるような感動を覚えることがあります。
ついつい「いい加減さ」が目についてしまうジャズと違って、その場にいる人皆が「拍手してしまう」ほどの音が流れています。
小学生の時・・・
たいていの方はクラシックコンサートに連れていかれて、眠気と格闘していたのではないでしょうか?
正直、小学生にはわかりにくい音楽を聴かされているからでしょう。
クラシックの演奏会の中には
「これこそ子供たちに聞かせるべきものだろう」
という楽しいもの、愉快なものなんかがあります。
子供だけではなく大人が聴いても愉快になれる・・・
おそらくそんな演奏会を聴いていたら、もっとクラシックに対する印象も違っていたのだろうなと思います。
しかしながら、クラシックの音楽家の人たちは、地道な努力と活動をしている中で、そんな小さな演奏会を精一杯やっておられます。
身体を痛め、故障を気にして、キャパオーバーが当たり前の状態・・・
それでも頑張っている姿を見ると、心が動きますよね。
音楽だけでなく、絵なんかでもそんなところがありますね。
画廊、画商次第・・・
そんな業界でもあります。
昔、知人の画家さんが画商に言われた言葉がいまだに心に残っています。
「私(画商)が売らなければ、こんな絵一文の価値もないんだよ」
この言葉は「真実」でもあり・・・
だから悲しい「現実」なんですね。
画商のプロモートによって価値が変わる・・・
それが芸術の世界でもあります。
音楽も同じで、プロモーションの善し悪しが、音楽の善し悪しと錯覚する。
それらは、物事の価値基準を何処に置いているのか?
ということなのだろうと思います。
何かが間違っていて、何かが正しいということではなく
真実は一つではなく無数にあるということです。
画商の言葉も真実
ジャズありきの神戸も真実
でも、それ以外にも「真実」があるということです。
価値とは多様なものであるはずです。
ある人にとって貴重なものでも、ある人にとっては無価値であるものもあります。
ただ、多くの人にとって価値あるものが、それほどの価値を見出されていなかったら、それはもったいないことであり、悲しいことでもあるでしょう。
居眠りを誘う高価な音楽と、拍手喝采される安価な価値ある音楽。
『逆だろう!?』
そう思うわけです。
ただただ、心のままに行動していたら、無料でセラピーを提供していたということです。
あるべき姿を追い求めているなどという大それたことではなく
「価値があるものを見つけたよ」
という、宝物を発見したことを喜んでいるだけです。
それが少しでも広がり、多くの人に浸透していけばいいと思っています。
だから、音楽家の方たちにも「もっと自信をもって」自らを発信してほしいと思います。
自分の歩いた軌跡、道のりを信じて、自負を持って演奏してほしいと思います。
それはすべてのアーティストやスペシャリストの方たちに共通するものだと思います。
努力し、何かを追い求めて山の高みへ上る人たちへ・・・
自分の価値を疑うことなく、真価を見出してほしいと願います。
吹奏楽∩管弦楽器 交響曲 古楽 現代音楽