九尾さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

ようやく私にとっての「呪われた５月」が終わり、ホッと一息・・・と思っていたら、会社で行っているグループ活動の発表会の準備の為、ここ数日ゴタゴタするハメになってしまいました。何故ゴタついたかというと・・・

私の上司が発表の際に読み上げる文章（報告書）を作ってくれたのですが、読んでビックリ、日本語がボロボロなのです。
まず、「てにをは」が明らかにおかしい。「馬から落ちて落馬した」表現が頻出。説明の必要な言葉が、何の説明もなく飛び出す。逆に、説明の必要が無い事に、わざわざ説明を入れている・・・しかも文章の流れを無視して唐突に。言いたい事をたくさん盛り込みすぎて脈絡が無い。表現が不適切。等々・・・

どうやら私より先に報告書を読んだ先輩も色々と思うところがあったようですが、上司なのであまり文句を言えなかったらしいです。
でも、実際にお偉いさん達の前で報告書を読み上げる役割の私はたまったものではありません。当の上司が休みをとったのを良いことに、遠慮無く添削させて頂きました。
で、出来上がった文章を先輩に見せたら「文章力あるねぇ」とお褒めの言葉を賜りました。・・・普通、部下の作成した報告書に目を通した上司が間違いを指摘するものだと思いますが・・・これでいいのか？

何だか、文章の手直しをしている間、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの冒頭部分が頭の中で鳴り響いていたような気がします。（妙なコマーシャルの影響がこんな時にまで・・・）

発表の準備を終えて帰宅した私は、やっぱり弦楽の曲が聴きたくなりました。何を聴いたのかというと・・・

イギリスの作曲家ホルストの「セント・ポール組曲」「ムーアサイド組曲」（弦楽合奏版）です。

どういう訳かホルストというと「惑星」ばかり有名ですが、他の作品も素晴らしいです。
セント・ポール、ムーアサイド両組曲は、どちらもコンパクトで親しみ易く、弦楽の響きが心に染みます。とりわけセント・ポール組曲のフィナーレは、有名な民謡「グリーンスリーブス」が使用されているので、かなり馴染み易いと思います。
私の上司の文章もこんな風に簡潔にまとまっていたらなぁ・・・などとつい考えながら聴いてしまいました。

ちなみに発表はうまくいきました。・・・手直ししなかったら大恥かくところです、私も上司も。


※動画追記

セント・ポール組曲
http://www.youtube.com/watch?v=rsU8ZXUYZt0

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